2023年(令和5年) 9月21日(木)付紙面より
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酒田市の酒田光陵高校(藤田雅彦校長)のITサイエンス部(庄司隆生(りゅうせい)部長、部員20人)による「バーチャル水族館」が16、17の両日、遊佐町子どもセンター「わくわく未来館」で行われ、来館した子どもたち自らが描いた魚介類がセンター内壁面を泳ぎ回り、大きな歓声を上げた。
「バーチャル水族館」はスキャナーで取り込んだ絵画をパソコンで編集し、プロジェクターで壁などに投影するもの。同校が同センターと共に2016年から実施している。
今回は庄司部長(17)=情報科2年=ら1、2年生部員が日頃の研さんの成果を披露。スクリーンとなった縦約3メートル、横約10メートルの壁面に来館した幼児・児童が色塗りした魚やイカ、カメなどが映し出され、自在に泳ぎ回ると「クジラが出てきた」「私のタコさんだ」などと歓声を上げ、その姿を追い掛けていた。
庄司部長は「自分たちで築いた技術で子どもたちから喜んでもらい、とてもうれしい。やって良かったと思う」と。同部顧問の湯澤一教諭は「松陵学区コミセンなどでも実施する予定。生徒のスケジュール次第だが、依頼があれば、さまざまな箇所で開催したい」と話している。開催に関する問い合わせは同校=電0234(28)8833=の湯澤教諭へ。
2023年(令和5年) 9月21日(木)付紙面より
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オンライントーク番組「酒田暮らしを、ゆるーぐ語ろう」が16日、酒田市千石町一丁目のトチト交流棟で開かれ、同市で農園貞太郎を経営する遠藤久道社長(41)と松山地域・内郷地区地域おこし協力隊の土田克利さん(47)らが酒田の魅力を全国に発信した。
番組は地元に住む人の生の話を聞いてもらうことで、全国の人から酒田を身近に感じてもらい観光や移住につなげていこうと、動画などを制作する「COCOSATO」(阿部彩人代表)の協力で同市が昨年度から開催している。
本年度2回目となったこの日は「酒田の食の魅力」。料理家で郷土タレントの三浦友加さんを司会に遠藤さんと土田さんが子どもの頃に好きだった食べ物や2人が取り組んでいる米のチーズなどをのんびり解説した。
酒田の魅力について遠藤さんは「海、山、川、飛島と近い距離でいろいろなことができる。在来野菜も多く、海産物も果物もおいしい。個人的には眺海の森から見る景色は素晴らしい」、土田さんは「食材や自然へのアクセスがすごくいい土地。その道の第一人者が地元に多いので、そうした人とつながればもっと楽しめると思う。気軽に遊びに来てもらえれば」とそれぞれPRした。
2023年(令和5年) 9月21日(木)付紙面より
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バレーボールVリーグ女子1部(V1女子)に所属する酒田市のプレステージ・インターナショナルアランマーレの選手が17日、同市の酒田港付近一帯で清掃活動を行い、市民や県漁業協同組合関係者らと交流しながらごみ拾いに汗を流した。
地域貢献活動の一環として、昨季からユニホームパートナー契約を結んでいるエネルギー事業大手「JERA」と共に初めて企画した。
この日は朝から強い日が差す中、アランマーレ選手・スタッフやJERA社員、漁協関係者のほか応募した市民ら計約90人が参加。木村友里主将(背番号3、アウトサイドヒッター)の「明るく、楽しく、元気よくごみ拾いしましょう。スタート!」という元気な掛け声とともにスタートし、オレンジ色の参加記念Tシャツに身を包んだ参加者と選手たちは漁協本所から酒田スケートパーク周辺一帯の清掃活動に取り組んだ。
初めは選手たちを遠慮がちに見ていた参加者たちも次第に打ち解け、和やかなムードでにこやかに交流しながら約1時間にわたって散乱するごみを拾い集めた。
参加した伊藤摩耶選手(背番号7、ミドルブロッカー)は「高校生たちと試合前に聞く音楽や食べ物の話をしながらごみ拾いをした。市民の人たちと交流できるイベントは本当に久しぶりで良い機会になった」と笑顔で話した。