2023年(令和5年) 12月16日(土)付紙面より
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酒田市の酒販店主らで組織する庄内酒彩倶楽部(池田吉伸会長、8店)は、20日(水)から同市特産の刈屋梨を用いた発泡性ワイン「梨のデアノイエ」の今季の販売を開始する。池田会長は「クリスマス、年末年始のさまざまなシーンで楽しんでもらえたら」と話している。
同倶楽部は2003年に結成。酒販を通し山形の魅力を広く全国に向けて発信しようと、地元の素材を生かしたオリジナル商品を開発・販売。さまざまな活動が評価され14年度、市制定「新田産業奨励賞」を受けている。デアノイエは、ドイツ語でその年に収穫した物で醸した新酒ワインのこと。深みはないものの、フルーティーさに富んでいるのが特徴。原料の梨は同市の刈屋梨出荷組合(佐藤尚人組合長)が生産した「豊水」と「ラ・フランス」。
池田会長は「生搾りジュースのような濃厚な味わいで例年に比べて甘みを抑え、食中酒として最適。クリーミーな泡立ちも特徴。冷やして飲んでほしい」と。醸造元・オードヴィ庄内(同市浜中)の佐藤宅真常務は「無ろ過のため濁っているが、食事に合うよう飲みやすさを考えて造った。上品な甘みを感じてほしい」と話した。
「梨のデアノイエ」のアルコール度数は7%で、要冷蔵。倶楽部加盟店で取り扱う他、内陸の「やまがた酒彩倶楽部」加盟店でも販売。750ミリリットル入り1本2050円(税込み)。300本の限定発売。問い合わせは同倶楽部事務局の武田庄二商店酒田支店=電0234(22)6331=へ。