2024年(令和6年) 1月10日(水)付紙面より
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子どもたちの授業復習サポートや遊びの場を提供する「子どもの心の居場所づくり学習会」が6、7の両日、酒田市総合文化センターで行われ、子どもたちが東北公益文科大学(同市、神田直弥学長)の学生らと交流した。
子どもの自立を支援するための講演会や親子体験活動を行っている同市の「子どもの自立を支援する会」(SR会、伊藤美智子代表)が主催。大学生らと連携し、宿題サポートや一緒に遊ぶことで子どもたちの悩みや不安を直接相談できる居場所につなげようと、「公益信託荘内銀行ふるさと創造基金」の助成を受け企画した。
2日間計16人の小・中学生が参加。SR会スタッフや公益大生から教わりながら勉強に取り組んだほか、トランプや折り紙、縄跳びなどで楽しく交流した。
参加児童の一人は「他校の子とも遊べるのが楽しい。宿題も家だと気が散ってしまうけど、ここだと集中できて分からないところも聞けるから早く終わらせられた」と笑顔で話した。
伊藤代表は「子どもたちが遊びを通して、幅広い年代の大人や子ども同士で互いにコミュニケーションを取れる居場所を目指して開催した。来年度は定期開催し、学区や地域の垣根を越えた子どもの人間関係づくりなどが養える場所にしていけたら」と話した。