2024年(令和6年) 1月18日(木)付紙面より
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夜の図書館を歩いて健康増進を図るイベント「本の森ミライニナイトウオーク」が、酒田市の酒田駅前交流拠点施設ミライニ内の市立中央図書館(小林一浩館長)で開かれ、訪れた人が館内を歩き楽しく運動している。
雪や雨が続き屋外での運動が難しい冬季に、屋内で適度な有酸素運動を行い運動不足解消につなげようと同館が企画。階段を使って館内の1階から2階を1周すると約150メートル、15周すると約2・2キロで、約90キロカロリーの消費が見込まれる。厚生労働省によると、約3000歩を歩く2キロ前後のウオーキングは、長期的に見て健康上の効果が期待できるとしている。
来館すれば誰でも参加できる。参加方法は午後5時以降に図書館のメインカウンターで申請し、スタンプカードが渡されたらウオーキングスタート。児童カウンターそばの階段を上がって2階を横切り、ル・ポットフー前の階段を下って光の湊共有ロビーからメインカウンター前に戻ると1周となる。周回コースは逆走もでき、1周するごとにカードにスタンプを押印し、15個集めたカードをメインカウンターに提示すると参加賞として飲料水がもらえる。カードは抽選券になっており、27日(土)午後7時から行う抽選会に持参して参加すると図書カードが当たる。
夕方、訪れた参加者が他の利用者にぶつからないよう配慮しながら、それぞれ個人のペースでウオーキングを楽しんでいた。市内から参加しに来た2人組の女性たちは「今の時期は外を歩くのがつらいので、温かい室内を歩けるのはありがたい。良い運動になっているし、休憩中に本を探したりできるので楽しい」と話していた。
期間は27日まで。メインカウンターの最終受け付けは午後8時までで、24日(水)は休館日。問い合わせはミライニ=電0234(24)2996=へ。
2024年(令和6年) 1月18日(木)付紙面より
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酒田港が果たす役割を紹介した「酒田港みなとパネル展」が三川町のイオンモール三川で開かれている。
酒田港の重要性を知ってもらおうと国土交通省東北地方整備局酒田港湾事務所が企画した。内容は1672(寛文12)年に河村瑞賢が西回り航路を開拓して物資交易の中心として栄えた歴史的な背景や、2003年に酒田港が「リサイクルポート」に指定され、現在16のリサイクル関連企業が張り付いていることなどを27枚のパネルで伝えている。また、港の浅い海に海藻を定着させ、大気中から海中に取り込まれる二酸化炭素を吸収させる「ブルーカーボン」という取り組みも紹介している。
酒田港湾事務所の担当者は「物流の拠点として地域に貢献している酒田港に関心を持ってもらえれば」と話している。展示は22日(月)まで。時間は午前10時から午後9時。