2024年(令和6年) 3月7日(木)付紙面より
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十二単(じゅうにひとえ)の着付け体験が2、3の両日、酒田市の本間美術館別邸「清遠閣」で開かれ、来館者たちが平安貴族気分を味わった。
庄内地域一円で展開中の「庄内ひな街道」(5月上旬まで)のPR活動の一環で、庄内観光コンベンション協会が主催。これまでは子どもの衣装のみだったが、昨年から成人女性の衣装も加えて体験会を行っている。初日は県内外から多くの来館者が訪れ、鶴岡の旧家・風間家、酒田三十六人衆・白崎家の豪華な段飾りなどを見学した後、親子で着付けを体験したり、着用した子どもを記念撮影するなど、平安気分を楽しんでいた。
母親と2人で体験した伊原彩乃ちゃん(6)=遊佐町藤崎=は「重くて動きにくかったけど楽しかった。おひな様みたいになった」、お母さんは「今年の大河ドラマを見て着てみたいと思っていた。良い歴史体験ができて良かった」とそれぞれ感想を話した。
同様のイベントは今月の週末、致道博物館、丙申堂(鶴岡市)、山王くらぶ(酒田市)でも行われる。
問い合わせは同協会=電0235(68)2511=へ。