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2024年(令和6年) 3月13日(水)付紙面より

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東日本大震災から13年 追悼の明かり 次世代へ継ぐ

 未曾有の被害をもたらした東日本大震災の発生から13年を迎えた11日、酒田光陵高校ビジネス流通科2年生16人が企画した追悼イベント「キャンドルナイト」が酒田市中央公園で行われ、手作りした約60個のキャンドルに火をともし、犠牲者の冥福を祈るとともに、被災地の復興を願った。

 同科の生徒たちは2021年から毎年この日、震災で得た教訓を次世代に引き継ごうと追悼イベントを企画。今年のテーマは「Over The Rainbow」。キャンドルは、企画に賛同した、いずれも同市幸町一丁目の光の湊に入るレストラン「月のみち」、同「ル・ポットフー」から提供してもらった使用済み食用油と空き瓶を用いて手作りした。

 この日は、中央公園前に虹をイメージしてキャンドルを配置し午後6時、一斉に点灯。映画「オズの魔法使い」の劇中歌「虹の彼方に(原題・Over The Rainbow)」が流れる中、集まった人たちと共に静かに黙とうをささげた。発生時は4歳だった生徒の一人、小松香好(ここの)さん(17)は「家族みんなが一つの部屋に集まってろうそくをともし、ラジオで状況を確認した。2―3日は怖かった記憶がある」と振り返り、「大震災を風化させてはいけない。先輩たちの意志をつなぎ、経験していない世代にまで伝えたい」と話した。

 会場では、元日に発生した能登半島地震の被災者支援に向けた募金活動も行い、生徒たちの呼び掛けに大勢が協力していた。

光陵高生が企画した追悼イベント。ほのかなともしびが周囲を包んだ=酒田市中央公園
光陵高生が企画した追悼イベント。ほのかなともしびが周囲を包んだ=酒田市中央公園



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