2024年(令和6年) 3月24日(日)付紙面より
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庄内地方の児童たちが接客の仕事を体験する「グローバルキッズホテル」が22日、酒田市のホテルリッチ&ガーデン酒田(熊谷芳則社長)で行われ、「おもてなし」や英語での接客方法を学んだ。
国立青少年教育振興機構が展開している「子ども夢基金助成活動」の一環として、松若中央学院(同市若竹町一丁目、板垣聖子学院長)が児童たちから職業への関心を持ってもらうとともに、英語に興味を持つきっかけにしてもらおうと、同ホテルの協力で企画した。
この日は酒田、鶴岡両市から小学1―6年生計20人が参加。はじめに同ホテルの阿部雅之総務部長らが今年2月にタイ王国政府関係者が酒田を訪れた際の映像を流して「おもてなし」の様子を紹介した後、児童たちはタイ語で「こんにちは」、英語で「滞在を楽しんで」など接客で使う言葉を練習した。
その後、児童たちは英語での接客を体験。ホテル入り口でタイからの観光客に扮(ふん)したスタッフたちに、「may I carry your luggage?(荷物をお持ちしましょうか)」と英語で話しかけるなど笑顔で接客を行っていた。
その後、ホテル内の縁日コーナーで屋台の売り子を体験。「how many do you need?(いくつ必要ですか)」など話しながら、チョコバナナや射的を楽しんでいた。
参加児童の一人、信坂光希(みつき)さん(9)=鳥海小3年=は「英語で『荷物を運びますか』と話すのと、受け取りながらあいさつするのが難しかった。学校の外で外国の人に会ったら、元気にあいさつしたい」と話した。