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2024年(令和6年) 4月3日(水)付紙面より

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酒田「スワンスケートリンク」30年の歴史に幕 「思い出詰まった大切な場所」 名残り惜しみ市民ら最後の滑走

 2023年度末で廃止の酒田市入船町の屋内スケート場「スワンスケートリンク」が3月31日、営業最終日を迎え、名残を惜しむ多くの来場者が最後の滑りを楽しみ、30年の歴史に幕を下ろした。

 市が1994年度から冬季に市体育館に氷を張って40メートル×27メートルのリンクを開設。平均約2万1000人が利用し、2024年3月30日時点で累計約64万6000人が来場。市民はもちろん、県内外からも多くの来場者が訪れ長年親しまれてきた。建物の耐震性が低く、老朽化も進んできたことなどから23年度末での廃止が決定。競技団体や愛好者などからの要望を受け、市は24年度以降、市内の既存施設を活用して暫定的に屋内リンクを設ける方針を示している。

 最終日はリンクを無料開放し、最後の別れを告げようと多くの来場者が訪れた。手をつなぎながら滑る家族連れのほか、アニメのコスプレや袴姿で楽しむ人もおり、館内は来場者たちの笑い声がにぎやかに響いていた。

 親子3人で来場した市内在住の山田柚花(ゆうか)さん(20)は「小学校からスケート教室に通い毎年滑りに来ていた。来年から来れなくなるのは寂しい。昔このリンクで出会った女の子と親友になり、今でも頻繁に連絡を取っている。ここがなかったら出会えなかった。たくさんの思い出が詰まった大切な場所」と語った。

 長年リンクを運営してきた「アイスクリエイト」(同市亀ケ崎二丁目)の富樫惣一代表は「なくなるのは寂しいが、市が次のリンクを前向きに考えてくれているので、ポジティブに考えている。ボランティアで多くのフィギュアスケートのスター選手が来てくれたのが良い思い出。人生の半分近くをこのリンクと共に過ごし、本当に多くの人に愛されてきた」と名残惜しそうに話した。

最後のにぎわいを見せるスワンスケートリンク=3月31日
最後のにぎわいを見せるスワンスケートリンク=3月31日


2024年(令和6年) 4月3日(水)付紙面より

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アランマーレ 速攻と高さで勝利に貢献 新加入2選手意気込み語る

 バレーボールのVリーグ女子1部(V1女子)に所属する本県のプレステージ・インターナショナルアランマーレは1日、酒田市京田四丁目のプレステージ・インターナショナル山形BPOパークで新加入選手発表会見を開いた。

 新加入したのは▽川釣奈津(22)=ミドルブロッカー、兵庫県出身、園田学園女子大卒▽インディングウェ・シンディ・千想夢(ちそむ)(18)=同、神奈川県出身、八王子実践高卒―の2選手で、西尾博樹ゼネラルマネージャーと共に会見に臨んだ。

 川釣選手は身長172センチ、シンディ選手は国内選手でチーム初の180センチを超える184センチで、西尾マネージャーは「アスリートとして一歩を踏み出した2人を迎え、これからが楽しみ」と。川釣選手は「俊敏で速度のある攻撃が自身の強み。元気と明るさと笑顔でチームを盛り上げたい」、シンディ選手は「高さを生かした攻撃とブロックでチームを勝利につなげたい」と意気込みを語った。

 アランマーレは5月に大阪市で行われる全日本男女選抜大会(黒鷲旗)に出場。来シーズンに向け、6月ごろから新体制として始動する。

 入団会見に先立ち、同社の入社式が行われ、両選手を含め新たに全国4カ所の拠点に入社する36人が臨み、各拠点長らから辞令を受け取った。

記者会見で入団の意気込みと目標を述べた川釣選手(左)とシンディ選手
記者会見で入団の意気込みと目標を述べた川釣選手(左)とシンディ選手



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