2024年(令和6年) 9月24日(火)付紙面より
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清酒「上喜元」を醸造する酒田酒造(酒田市日吉町二丁目、佐藤正一社長・杜氏)によるイベント「蔵開き」が21日、酒田市京田二丁目の同社京田工場で開かれた。あいにくの雨降りにもかかわらず大勢の上喜元ファンが来場し、有料試飲、純米大吟醸限定販売、レアな蔵グッズの販売などさまざまな催しを楽しんだ。
昨年の全国新酒鑑評会では、「上喜元」を含め本県が都道府県別の金賞受賞数で全国1位(20銘柄)になった。「日本一」を弾みとして日本酒の魅力を広く地元の人たちに伝え、楽しんでもらおうと同10月、同社として初めて「蔵開き」を開催。大勢の愛飲者が集い好評を博したことから今年も企画した。
この日は午前10時のスタート前から大勢が列を作る盛況ぶり。イベント限定酒の販売、「冷凍酒」を含む有料試飲、Tシャツ、前掛け、木ます、おちょこなどオリジナルグッズの販売、キッチンカーの来場もあり、工場内に「乾杯」の声が幾度となく響き渡るなど思う存分に「上喜元」に浸った。
同社の内藤大輔製造部長は「2回目となり周知が行き渡ったからか、雨降りにもかかわらず大勢から来場してもらい、ありがたい」と話した。