2024年(令和6年) 10月13日(日)付紙面より
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酒田市立看護専門学校(中町三丁目、中村美穂校長)の宣誓式が11日、酒田市総合文化センターホールで開かれ、第14回生の2年生30人が厳かな雰囲気の中、一人ずつ理想とする看護師像を発表し、看護の道に進む決意を新たにした。
1年半にわたる基礎学習と短期実習を終え、これから地域の医療・福祉機関に出向く臨地実習が本格化するのを前に、看護の専門職業人として歩む責任と自覚を新たにする式典。この日は地元の医療関係者らの来賓、1、3年生や保護者を含め計約150人が出席した。
中村校長は式辞で「これまで学習した基礎を土台に、実際の現場で看護師としての役割を本格的に学び、自己の看護観をより発展させていってほしい。今日の式を心に刻み、看護師として大きく成長することを期待する」と激励した。
学生を代表し伊藤詩乃さん(19)=羽黒高卒=が「今まで支えてくれた家族、先生、指導者に感謝しながら、今日の宣誓を胸に看護の道を歩んでいくことを誓います」と決意を述べた。
その後、登壇した14回生たちは一人ずつ看護の心を象徴する火をともしたろうそくを手にし「患者さんの心と体に寄り添える看護師になりたい」「一人一人に合わせた援助ができる看護師」「思いをくみ取り、尊重できる看護師」など、理想とする看護師像を発表。全員で「われは心より医師を助け、わが手に託されたる人々のために身を捧(ささ)げん」とナイチンゲール誓詞を唱和した。14回生は今後、日本海総合病院を中心とする地域の医療・福祉機関での臨地実習に臨む。