2024年(令和6年) 10月14日(月)付紙面より
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7月の記録的大雨で被災した市民を元気づけるとともに、災害ボランティアに従事したり、寄付・義援金を寄せた人たちへの感謝の気持ちを込めた「酒田元気応援花火」が12日夜に打ち上げられ、酒田市内の夜空に大輪を咲かせた。
7月25日からの大雨の影響で、8月3日に最上川河川公園で予定していた「酒田の花火2024」は中止になった。被災地復興に向け市民が心を一つにするきっかけにしようと、酒田の花火実行委員会(実行委員長・矢口明子酒田市長)が改めて打ち上げを企画した。
打ち上げ場所は非公開で観覧会場を設けない形で午後6時にスタート。好天だったこともあって酒田北港古湊埠頭(ふとう)近くの船だまりには家族連れが多く集まり、「この時期に見る花火も良い」などと話しながら、夜空を焦がした約3000発の花火に見入っていた。
花火打ち上げに合わせ酒田FMハーバーラジオ(同市)は、市民らから寄せられた被災者を勇気づける応援メッセージを生放送した。