2023年(令和5年) 9月10日(日)付紙面より
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受験を控えた中学3年生の学習を地域の元教員らが指導する庄内町の「中学生夢サポート塾」(太田英一塾長)がスタートし9日、町立川複合拠点施設で、立川地区の開塾式が行われた。立川中生はこの日から来年2月17日まで、余目中生は今月10日から来年1月21日まで受験に向けた勉強に取り組む。
同塾は、国の補助事業である学校支援地域本部事業を活用し、「生徒のやる気をつなぐ、地域住民とつながる」をテーマに、教員OBなど地域の協力を得ながら毎年行っている。今年で10回目。今回は立川中33人、余目中107人が参加。教員OBや学校関係者ら両地区合わせ約20人がサポートを行う。
この日の立川地区の開塾式には立川中3年生約30人が出席。式では佐藤真哉教育長が「自分の明るい未来のために努力してほしい。家族や地域に感謝して仲間と共に頑張って」、立川中の佐藤正人校長が「自分の未来の目標に近付けるよう取り組んで」とそれぞれ激励。生徒を代表し、齋藤玲依(れい)さん(15)が「理科と英語の点数を上げたい。全員が志望校に合格できるよう頑張りたい」と決意を述べた。その後、生徒たちは3つの教室に分かれ、高校入試の過去問題などを使い、基礎固めに取り組んでいた。