2023年(令和5年) 10月31日(火)付紙面より
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庄内町の清川歴史公園周辺で29日、「関所まつり」が開かれ、観光客らが新そばやご当地スイーツなどを楽しんだ。
江戸時代から明治初期まで河岸と関所のある宿場町として栄えた同町清川地区に往時の姿を復元し、2019年にオープンした同公園をPRしようと、官民一体となって関所を運営している清川歴史公園管理運営委員会(渡邊和能委員長)が主催した。
この日は午前10時に開場。オープニングセレモニーでは阿部聡立川総合支所長が「清川の歴史や文化に触れ、大いに楽しんでほしい」とあいさつ。田澤伸一県議と齋藤秀紀町議会副議長が祝辞を述べた。
呼び物の新そばやご当地スイーツ販売のほか、体験イベントでは同公園内の清川関所や周辺の文化施設を回ると商品券などが当たるスタンプラリーや紙甲冑(かっちゅう)の着付け体験などが繰り広げられた。
このうち、新そばコーナーは午前11時開場。待ちかねたファンが次々と訪れ、県産そば粉「でわかおり」100%の新そばを香りなどを確かめながら味わっていた。山形市から夫婦で訪れたという佐々木晃さん(64)は「程よい歯触りでとてもおいしい。周辺の文化施設にも立ち寄りたい」と話していた。