2023年(令和5年) 12月9日(土)付紙面より
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庄内町の県立庄内総合高校(猪又義則校長、生徒139人)と近くの町立余目第三小学校(齋藤正典校長、児童183人)の連携授業が7日、庄内総合高校で行われ、高校生が児童たちに体を動かすことの楽しさを伝えた。
両校の連携授業は2007年度から始まった。生徒が児童を指導することで自らの学びを深め、地域交流も深めることが狙い。3年生児童31人が庄総高を訪問。「スポーツ1」を選択している2年生9人が先生役をとなり、児童は3班に分かれトランポリン、エアーマット、マットを使って前転や後転、ジャンプやダッシュなど基礎的な体の動かし方などを学んだ。
このうち、トランポリンを使った運動では「トランポリンの中央で飛んでみて」「腰を真っ直ぐにして垂直にジャンプすると安定する」など指導を受けながら、児童たちが高校生のサポートで、ジャンプしながら足を使ってグー、チョキ、パーを表現したりするなど楽しそうに取り組んでいた。
先生役を務めた体操部の木村柊二さん(16)は「教えることは難しいのかなと思ったが、子どもたちが喜んでくれて楽しかった」、阿部優芽さん(7)は「トランポリンは難しいけど楽しかった。またやってみたい」とそれぞれ話していた。
2023年(令和5年) 12月9日(土)付紙面より
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水稲日本三大品種「亀の尾」発祥の庄内町で、同町産のコメを中心にオリジナル商品の開発やブランドづくりを行う「山形庄内かめこめプロジェクト」(梅木隆一郎代表)の成果報告会が7日、町商工ふれあい会館コア・アルザで開かれ、メンバーがこれまでに磨き上げてきた「つや姫だんご」や「庄内まるもち」など新商品3点がお披露目された。
同町では2022年度より、地元の素材を生かした商品開発や観光事業などに取り組む地域商社・四万十ドラマ(本社・高知県四万十町、畦地履正社長)とタッグを組み、同社からノウハウ提供などを受けながら、「田んぼに水を張り続け、美しい田園風景を守っていく」をビジョンに掲げ、町産品のブランド化事業を進めている。町の主力品目である「コメ」に焦点を当て、オリジナル商品の開発、販路拡大などに取り組むことにし、東京都内にあるコメ商品の小売店や酒販店などの視察、これまで計9回開催しているワークショップなどを通して商品試作を進めてきた。
この日の成果報告会には関係者約30人が参加。ワークショップや議論の経緯などを振り返りながら、十数点の商品案の中から商品化を進めてきた▽電子レンジでも手軽に温められる庄内産つや姫100%の「つや姫だんご」▽庄内ならではの丸餅文化をプチギフトにした「庄内まるもち」▽亀の尾をルーツとするつや姫、雪若丸、はえぬき、玄米(つや姫)を食べ比べできる「庄内米食べ比べセット」―の3商品とパッケージデザインをお披露目した。参加者からは「品物の大きさもちょうどいい。贈答用にいいのでは」「パッケージも細かい部分まで考えられている」などの声が上がっていた。
今後は内容量や価格などの決定、3商品以外の新商品開発、商談会への参加など販路拡大に取り組む。梅木代表は「今ある商品を完成形にして売り出すことを進めたい。早めに成功事例を出して、地元企業などにメンバーを増やして活動を広げていきたい」と話していた。