2023年(令和5年) 12月17日(日)付紙面より
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庄内町の立川小学校(村山能弘校長、児童139人)の3年生が15日、旧狩川まちづくりセンターで、地域の大人たちに教わりながらそば打ちを体験した。
同校では総合学習として3年前から3年生が学校田でソバの生育について学んでいる。今年は「でわかおり」を7月末に種まきし、除草などに取り組みながら10月中旬に収穫。活動の集大成として収穫したでわかおりを使ったそば打ちが行われた。
この日は3年生22人が参加。清川歴史公園・清川関所「御殿茶屋」のスタッフら11人が講師となり、二八そばづくりに挑戦。児童たちは「そば粉はなかなか水を吸わないので3回に分けて水を入れること」「粉がダマにならないように優しく混ぜ合わせて」など指導を受けながら、生地をのし棒で四角に延ばし、包丁とこま板で切りそろえるなど慣れない作業ながら楽しそうに取り組んでいた。小鷹葵生(あおい)君(9)は「そば打ちは初めてで、棒を使って大きくするところが大変だった。切るのも難しかった」と話していた。
打ち上がったそばは御殿茶屋スタッフが用意した玉こんにゃくやチャーシューとともに味わった。