2023年(令和5年) 12月23日(土)付紙面より
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庄内町シルバー人材センター(原田正一理事長)の門松グループが、正月には欠かせない縁起物「門松」作りの仕上げ作業に入っている。
合併前の立川シルバー人材センターでも門松作りをしていたが、合併後は高齢化などから途絶えていた。同センターでは町内からの要望を受け、2019年から制作を再開、原田理事長ら60―80代のメンバー5人が作業に当たっている。
今年は8月21日からわらの乾燥作業、12月5日から同町三ケ沢・善光寺の協力で孟宗竹を切り出すなど下準備。今月20日からは町営風車近くにある農閑期のビニールハウスに集まり組み上げ作業に入った。
作業はまず、オイル缶の中に先端を斜めに切り落とした長短3本の青竹を切り、砂を入れて固定。缶の周りにわらを編んだ薦(こも)を巻き黒い縄で縛る。最後にしめ縄、ユズリハ、ハボタン、マツ、ナンテンを飾りつけて出来上がり。メンバーは一つ一つ確認しながら作業を進めていた。
大きさは高さ1メートル10センチ、幅30センチ。24日までに地元企業や一般から注文を受けた15門を仕上げ、25日から配達作業に入るという。
原田理事長は「今年で3年目なので作業も手慣れてきた。遅れないように仕上げたい」と話していた。