2024年(令和6年) 4月3日(水)付紙面より
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庄内町の行政サービスの一部を清川郵便局(佐藤徹也局長)と立谷沢郵便局(和田いずみ局長)が今月から開始したことを受け、行政事務取扱開始式が1日、清川郵便局で行われた。
同町ではコミュニティセンター化に伴い今年3月末に廃止した清川出張所と立谷沢出張所の事務の一部を清川、立谷沢の両郵便局に委託。日本郵便と今年1月に覚書を交わすなど準備を進めてきた。
両郵便局に業務委託したのは▽住民票の写し等の交付▽印鑑登録証明書の交付▽地方税法に基づく納税証明書の交付▽戸籍・除籍謄抄本の交付▽戸籍の附票の写しの交付―の5事務。委託期間は今年4月1日から1年間とし、期間満了3カ月前に町と日本郵便いずれもが廃止する意思表示がなければ毎年更新される。自治体の業務委託による郵便局の行政サービスの取り扱いは、2023年1月に開始した西川町・大井沢郵便局に続いて県内では2例目。
この日の開始式は清川郵便局駐車場で行われ、富樫透町長ら町関係者、日本郵政・県西部地区連絡会地区統括局長の小林正浩羽前広野郵便局長ら郵便局関係者が出席。小林局長が「地域活性化や利便性の向上に寄与できる業務。今後も町と連携を深め、住民サービスの維持に努めていきたい」、富樫町長が「少子高齢化の中でいかに地域を守り、チャレンジするかが問われている。郵便局の方々と手を携え、今後もいろいろな形で協力していければ」とそれぞれあいさつ。富樫町長、小林局長ら関係者9人がテープカットし業務開始を祝った。