2024年(令和6年) 4月4日(木)付紙面より
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教員の働き方改革や少子化を背景に、文部科学省は休日の中学校運動部活動の地域移行を打ち出しており、それを見据えた女子中学生対象のバレーボール大会「春のバレー祭」が3月31日、庄内町総合体育館で開かれ、県内外からエントリーした12チームが熱戦を繰り広げた。
庄内地域のクラブチーム・庄内バレーアカデミー(鶴岡市、疋田司代表)が、地域移行への第一歩として全員が活躍できる場の創出を図ろうと、町、町教育委員会などの協力で初めて企画。山形、秋田両県の中学校、クラブ計12チームに所属する約120人がエントリーした。
午前は予選グループの総当たり戦1セットマッチ、午後は決勝トーナメントを実施。選手たちは互いに声を掛け合い、白熱した試合に汗を流し、応援に駆け付けていた保護者からも熱い声援が送られていた。
このほか、体育館ロビーにはお土産品、クラフト作品、整骨院などの出店ブース、駐車場にはキッチンカーのコーナーが設けられ、選手や保護者のほか地元住民の姿も。買い物後、観客席から試合を観戦するなど、大いににぎわっていた。
疋田代表は「選手一人一人が活躍し、地元民にも楽しんでもらえるよう考えながら企画した。賛同してくれた多くの人に感謝している。今後、多くのスポーツ、地域でこのような大会が広まってくれたら」と話した。