2024年(令和6年) 5月5日(日)付紙面より
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庄内町で小中学生のソフトテニス指導などに取り組んでいるNPO法人「KSクラブ」(大津幸造理事長)は先月27日、能登半島地震で被害を受けた石川県七尾市の七尾中学校ソフトテニス部に競技用ボール20ダースを寄贈した。
KSクラブでは、以前から石川県内の中学校とソフトテニスを通じて交流があり、今回は大会運営の残金やソフトテニス大会で行った募金活動を原資に、少しでも元気を出してもらえればと「がんばろう!石川」のメッセージがプリントされた試合球を贈ることにした。
山形、新潟、富山、石川、愛知などから選手約200人が参加し、先月27日に富山県高岡市で開かれた「東西交流中学生ソフトテニス大会」の際、KSクラブを代表して五十嵐蒼羽選手=鶴岡二中3年=が、七尾中ソフトテニス部員にボールを手渡した。七尾中の生徒や部活動指導員は「いまだに復興が進まず、自宅が被害を受けて避難所生活をしている部員もいる」など話していたという。大津理事長は「被災者の話を聞き、KSクラブの生徒たちも不自由なくソフトテニスができることに感謝しているようだ。今後も被災地のために支援活動を続けていきたい」と話していた。