2024年(令和6年) 5月30日(木)付紙面より
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庄内町の立川小学校(村山能弘校長、児童137人)の2年生が28日、町内を流れる清流・立谷沢川にサクラマスの稚魚約3万8100匹を放流した。
サクラマスの放流活動を通して、地域の自然や生物、生命について理解を深めてもらおうと、最上川第八漁業協同組合(鈴木春男組合長)が同小と協力して毎年この時期に実施している。
この日は2年生27人と同漁協関係者ら計35人が参加。あいにくの雨模様となったが、児童たちは同漁協メンバーから5センチほどに育った稚魚を小さなバケツに移してもらい「行ってらっしゃい」などと声を掛けながら優しく川に放していた。放流後、児童らは鈴木組合長から「稚魚は海で大きくなってから放流された川に戻って来る」などサクラマスの生態について説明を受け、熱心に聞き入っていた。参加した佐々木煌(ひかり)君(7)は「稚魚は元気に泳いでいった。大きくなって帰って来てほしい」と話していた。