2022年(令和4年) 6月26日(日)付紙面より
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創立95周年を迎えた庄内町の庄内総合高校(池田理校長)の創立記念式典が24日、同校で行われ、関係者が節目の年を祝った。
同校は1927(昭和2)年、余目実科女学校として設立・開校。49(同24)年に県立余目高校となり、97(平成9)年に現校名に改称。今年からは県内初の全日制、昼間定時制、通信制の3課程を併設する高校として新たな歩みを始めた。個性と主体性を大きく育てる校風は、学業はもとよりスポーツ関係でも大きな実績を残している。
この日の記念式典は、同校体育館で行われ、生徒と教職員ら約220人が参加。校歌の演奏に続き、池田校長が「本校は開校から今日まで地域から愛され、期待される学校として、これまで1万2000人を超える卒業生を送り出してきた。そして、これまでの全日制に昼間定時制、通信制が加わり、多様な学習ニーズに対応する新高校となった。3課程の生徒がいる学校生活の中、互いを認め合い、多様性を尊重し、人との関わりを大切にする生徒を育てていきたい」と式辞、土門敦同窓会長が「一時は存続が危惧されたが、関係者の努力と献身的な活動により、今日に至っている。生徒の皆さんは先輩が築いてきた伝統と歴史を引き継ぎ、さらに深いものにしていってほしい」と祝辞を述べた。
式典終了後は、同町で音楽普及活動に取り組んでいる町地域おこし協力隊員の飯田陽子さんら3人が「庄内町のイマを知る―庄内総合高校との関わり」と題して記念講演した。