2006年(平成18年) 1月28日(土)付紙面より
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第9回「図書館を使った「調べる」学習賞コンクール」で、鶴岡市の朝暘第一小学校4年、尾形宗宏君(10)の「探検 昔のくらし 涼しくくらすための工夫」と題した作品が、小学生の部優秀賞・図書館の学校賞に選ばれた。文部科学大臣奨励賞に次ぐ全国で2位の賞を受賞した。
このコンクールは、NPO法人「図書館の学校」などが調べ学習や研究の過程で図書館を利用してもらい、人間性豊かな生き方を発見することを目的に募集している。今回は全国から小学生3833点、中学生1501点、高校生78点、指導者9点の計5421点の応募があり、優秀賞27点、優良賞69点、佳作228点などが決まった。
尾形君の作品は夏休み中、祖母の家の窓が簾戸(すど)でできていたことに興味を持ち、昔の人はどのようにして涼しく過ごしたかを研究した。図書館や自宅のインターネットなどで昔の日本人の衣食住を中心に調べ、A4のファイルに絵や写真などを入れてまとめた。
受賞の知らせを受けた尾形君は「すごくうれしかった。今度は冬の生活の研究にも取り組んでみたいと思う」と話していた。
授与式は来月25日に東京都千代田区の毎日ホールで行われる。
図書館の学校賞を受賞した尾形宗宏君