2006年(平成18年) 1月29日(日)付紙面より
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酒田市八幡地区と交流している沖縄県東村(ひがしそん)の小学生が28日、同地区を訪れ、市立一條小学校(岡部敦雄校長、児童126人)と交流した。
東村は沖縄本島の北部に位置し、人口は約2000人。旧八幡町が1992年に人材育成事業「みちのく八幡塾」で東村を視察したものをきっかけに交流が始まり、94年からは「児童交流の翼」として小学生が相互訪問。昨夏は旧八幡町の小学生が東村を訪れている。
12回目の今回は、東小の島袋きよみ校長を団長に、東、有銘(あるめ)、高江の3小学校の6年生24人と引率教諭、合わせて32人が27日から30日までの3泊4日の日程で来庄。初日は庄内空港から庄内に入り、鳥海山荘に泊まった。
2日目のこの日、一條小との交流会で一行は、一條小の全校児童が歌うBEGINの「島人(しまんちゅ)ぬ宝」に迎えられて入場。一條小の子供たちが「よさこいソーラン」などの踊りや群読などで歓迎したのに対し、東村の子供たちは太鼓を打ち鳴らしながら踊る沖縄の伝統芸能「エイサー」を披露。一條小の子供たちは「かっこいい」など、南国の文化に心打たれた様子で見入っていた。
交流会の中で一條小の岡部校長は、東村出身のプロゴルファー、宮里藍さんが8年前に児童交流の翼で八幡を訪れ、先の酒田市の合併記念式典では宮里さんからお祝いのメッセージが届いたことを紹介し、「合併しても交流はずっと続ける。皆さんも酒田との交流を深めて」と歓迎の言葉を述べた。
同日午後、一行は一條小の子供たちとともに八幡スキー場でスキー体験。同日は民泊し、29日は民泊家族と交流。30日はJRで都内に移動し、羽田経由で帰郷する予定。
一條小でエイサー踊りを披露した東村の子供たち=28日