2006年(平成18年) 2月14日(火)付紙面より
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鶴岡市馬場町の旧荘内病院跡地を活用した中心市街地のまちづくりを考える「シビックコア市民まちづくりフォーラム」が11日、鶴岡タウンキャンパスで開かれた。市民ら約130人が参加し、ワークショップの成果発表や意見交換などで中心市街地の将来像を探った。
同市と国土交通省東北地方整備局は、旧荘内病院跡地に整備予定の鶴岡第2合同庁舎を核に、中心市街地のまちづくりを総合的に推進する「鶴岡文化学術シビックコア地区整備計画」を2002年7月に策定。同跡地約3ヘクタールをシビックコア整備事業区域に設定、09年前後の整備を目指している。昨年度から整備事業区域のまちづくりを考えるワークショップを開き、市民や学識者らが行政サイドとともに整備イメージや周辺環境への機能などについて検討してきた。
フォーラムでは、ワークショップに参画している早稲田大都市・地域研究所の佐藤滋所長の総括、参加した市民の意見発表、行政担当者の成果報告、富塚陽一鶴岡市長が「新鶴岡市のまちづくりのビジョン」、東北芸術工科大の小沢明学長が「鶴岡城下の変遷と中心市街地の方向性」と題し講話した。
引き続き、「新鶴岡市における中心市街地の方向性」のテーマで、さまざまな角度からまちづくりにかかわっている市民4人が佐藤滋所長のコーディネートで意見交換した「若者たちの発想をまちづくりに活かしていくべき」「シビックコア整備と連動し、商店街のにぎわいを創出できれば」など意見が出た。最後に佐藤所長が「皆さんのまちづくりへの一つ一つの活動をつなぎ、都市づくりという大きな潮流にしていきたい」とまとめた。
市民が鶴岡市中心市街地の将来像や、これからのまちづくりについて意見交換した