2006年(平成18年) 2月15日(水)付紙面より
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今春から新社会人となる高校生を対象にした新社会人スタートセミナー「新社会人の基礎講座」が14日、鶴岡市のマリカ西館で開かれ、職場のルールやコミュニケーションなどについて学んだ。
今春卒業予定の高校3年生を対象に、新しい生活環境への不安の軽減や早期戦力としての企業人に必要な基本知識とマナーなどを身につけてもらおうと、鶴岡市が今回初めて企画した。
セミナーは、今月6日から10日までパソコン操作と活用法を学ぶOA講座、13日は製造・生産現場の基礎講座と実践的ビジネス・接客マナー講座が、同館などで行われた。
最終日の14日は、セミナーを通して入社後の目標を考え、目的を持った社会人としてのスタートを支援する基礎講座が開かれ、鶴岡田川地区の9校から男女46人が参加した。講師は人材育成のキャリアコンサルティングオフィスパーソナル(鶴岡市)の加藤博代表が務めた。
午前中は3―5人でグループを作り自己紹介。これを基に、他者のセミナー参加の動機や社会人としての目標を他グループへ紹介した。続いて加藤代表が働くことの意義について「自分の選んだ仕事に信頼と誇りを持ち、一生懸命取り組むこと。そのためには仕事を大事にすること、責任感・積極性・改善意欲を持つこと、自立(律)心を持つことが大切」と話した。
午後からは職場での人間関係やコミュニケーションの取り方、仕事で困った時のQ&Aなどが行われた。
セミナーで新社会人としての意識を高めた