2006年(平成18年) 2月15日(水)付紙面より
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庄内空港で14、15の両日、普通救命講習会が行われ、空港関係者らがAED(自動体外式除細動器)の取り扱いなどを実技や座学で学んだ。
同講習会は県庄内総合支庁建設部庄内空港事務所(加藤徹三所長)が主催。空港内での緊急事態に対応できることを目的に、酒田地区消防組合の協力で、2004年から実施している。今回はAEDの取り扱いを講習に取り入れた。
初日の14日は、空港関係者ら24人が受講した。はじめに消防職員が講師を務め、パワーポインターを使って救命処置のABCDの流れや通報、応急手当てなどの「救命の連鎖」救急法などに関する座学が行われた。消防職員は「人の命を救うには、必要な行動を素早く途切れることなく行うのが重要」と説明していた。
この後、4、5人の5グループに分かれ、ダミー人形を使って心臓マッサージ、人工呼吸など心肺蘇生法やAEDの実技講習が行われた。受講者らは「気道を確保したら、呼吸、せき、体動があるかないかを確認して」などと消防職員から説明を受けながら、心肺蘇生法の技術を学んでいた。
15日は空港関係者ら13人が参加して講習を受ける。
ダミー人形で心臓マッサージや人工呼吸をした受講者