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2006年(平成18年) 2月18日(土)付紙面より

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歩いて楽しめるまちづくり 鶴岡市の山王商店街 協定締結、再生目指す

 鶴岡市の中心商店街の一つ山王商店街振興組合(三浦新理事長)が、山王商店街の目指す将来像などを明文化した「山王まちづくり協定」を締結した。連携した店づくりや演出、街並み景観などについて一定のルールを定めた「山王まちづくり10カ条」を基に、にぎわいの再生、歩いて楽しめる商店街の形成に向けたまちづくりを進めていく。

 同商店街は古くは「荒町」と呼ばれ、山王通りに面して約50店舗が並ぶ。大型店が郊外に進出した影響で厳しい環境となっているが、山王通りを車両通行止めにして開催する山王ナイトバザールといったイベントなどの振興事業を通じて「元気な商店街」をアピールしている。

 まちづくり協定は、地域の暮らしに身近な商店街であり続けるために、自分たちの手で再生に向けたまちづくりを進めることを目的としている。締結範囲は山王日枝神社前交差点から大泉橋までで、組合員55人が締結にサインした。

 内容は、「山王まちづくり10カ条」として「商いの仕方」と「まちなみ景観」について、▽通り沿いの1階部分は店とする歩行者に配慮し店先の駐車場を禁止し、共用駐車場をつくる▽まちなみの連続性に配慮した外観、テーマカラーによる一体感の演出▽ショーウインドウのライトアップや足下灯の設置で安全な商店街▽看板デザインにこだわる▽積極的な緑化―などを定めた。

 また、運用面では、協定が円滑に機能するために、協定締結者の代表者と建築関係の専門家、学識経験者で構成する「山王まちづくり相談所」を組織。時代に対応した協定内容の改善を提案していく。協定者が店舗の新築や改修を計画した際には相談会を開き、配慮事項を確認するとともに、景観や他店との連携などについて具体的なアイデアの相談しながら協定を順守しているかを確認するなどとしている。

 同商店街の三浦理事長は「商店街として生き残る素(もと)。組合員が一丸となり、市民に役立ち、にぎわいある商店街として再生を進めるきっかけにしたい」と話している。
          

山王商店街の活性化に向けて策定されたまちづくり協定書
山王商店街の活性化に向けて策定されたまちづくり協定書



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