2006年(平成18年) 2月25日(土)付紙面より
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ひな祭りの時期に合わせ、商店街の各店がひな人形を展示公開する「お雛(ひな)はん魅(み)さへ? つるおか雛めぐり」が3月1日から4月3日まで、鶴岡市の中心商店街で繰り広げられる。旧家や観光施設などで同時期に開催される「鶴岡雛物語」とともに、鶴岡の春をにぎやかに彩る。
「つるおか雛めぐり」は、鶴岡商工会議所小売商業部会、鶴岡TMOが企画し今年で3年目。中心商店街の各店で所蔵しているひな人形などを展示し、観光客や市民に広範囲にわたって商店街間の回遊を促すことで、店へ入るきっかけづくりや各商店街の活性化を図る。
今年は、JR鶴岡駅内の市観光案内所が新たに加わったほか、市内14の商店会組織の各店と湯野浜のホテルや湯田川の商店など計65店が参加する。期間中は参加店をA、B、Cの3ブロックに分けて各ブロック1カ所ずつ計3カ所を巡ると、限定オリジナル手ぬぐいを先着500人にプレゼントする(交換所=市観光案内所、セントル)。また、マリカやセントル、商工会議所など計8カ所を「おもてなしトイレ」として設定。ひと休みできるいすなどを設ける。
同商工会議所では、参加店の紹介とスタンプラリー券を兼ねたマップを作成するとともに、参加店には「お雛はん魅さへ?」の言葉と絵が記されたのぼり旗を設置する。各店とも入場無料。
一方、鶴岡雛祭り実行委員会主催の「鶴岡雛物語」は4月3日まで市内5カ所で開かれる。城下町の旧家に代々伝わる古典雛を紹介し、観光振興を図ろうと、1995年から毎年行っている。
会場は致道博物館、荘内神社宝物殿、旧風間家住宅・丙申堂、奥湯野浜温泉龍の湯、松ケ岡開墾記念館。各会場、市観光案内所で「雛めぐり共通割引券」を配布している。