荘内日報ニュース

2006年（平成18年） 2月25日（土）付紙面より

安心のまちへ　庄内町　官民一体ネットワーク構築

　庄内町内の子供たちの安全を確保しようと、庄内町教育委員会と庄内署が呼び掛けた「町子どもの安全を守るネットワーク」の結成式が24日、同町余目第四公民館で行われた。

　全国的に子供たちが犯罪などに巻き込まれ被害者となる事案が多発している現状を受け、町教委と同署は、犯罪などから子供たちを守るために安全安心に関する情報を地域全体で迅速・正確に共有し、いち早く対策を講じていこうと、同ネットワークを結成することにした。今回結成された同ネットワークの構成は、庄内署管内学校警察連絡協議会の加盟団体に加え、幼稚園・保育園、学校ＰＴＡ、町役場、子ども110番連絡所、見守り隊、防犯協会、少年補導連絡会が入った。

　結成式には各団体関係者約40人が出席。正木尚文同町教育長、伊藤勇同署長のあいさつに続き同署生活安全係がネットワーク構築にいたった趣旨を説明した。
　ネットワーク連携図によると、不審者情報などがあった場合、学校と町教委、同署の三者が検討。ポイントをしぼり込んだものを正確な情報として三者がＰＴＡや子ども110番連絡所、見守り隊、各公民館、防犯協会などに連絡する。連絡を受けた団体では警戒を強めることにしている。

　同署が中心となり今後、事務局の設置や連絡体制の整備など細部について検討していく。