2006年(平成18年) 2月28日(火)付紙面より
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ふじしま地産地消フェスティバル2006が26日、鶴岡市藤島公民館で開かれた。創作「丼」の発表会などが行われ、大勢の来場者が地元食材を使った料理を楽しむとともに、地産地消について理解を深めた。
JA女性部代表や地元農家女性、直売関係者などで実行委員会を組織し、一昨年から始まった。
創作丼は、先月16日から今月10日までオリジナルの丼レシピを募集したところ34点の応募があり、書類選考の結果「元気のこ丼」「庄内麩チャンプルー丼冬バージョン」「湯田川孟宗(もうそう)と山菜丼」「野菜たっぷりスタミナ丼」「さわやか豚焼肉丼」の5点が選ばれエントリー。会場で調理、発表された。また、特別出品として藤島ふれあい給食センター「サンサン」から「ビビンバ丼」と「具だくさん汁」が振る舞われた。
来場者が審査員となり5つの丼を試食し、気に入った丼に票を投じるシステム。地元の70代主婦の2人は「家に材料があって気軽に作れそうなものもあり、少し高級なものも入っていて楽しい」と話した。また、祖母と一緒に試食した小田勝輝君(6)は「どれもおいしい」と迷い気味だった。
このほか、「食の都庄内親善大使シェフのおすそ分け」として、イタリアンレストランのアル・ケッチァーノの奥田政行シェフが「藤島キモドと鴨カレーの香りカモ?」、レストラン欅の太田政宏総料理長が「庄内浜鮮魚のパイ包み焼クリームソース」、東京第一ホテル鶴岡の古庄浩総料理長が「平飼い卵のオムレツ地鶏ホワイトソース」をそれぞれ提供し、人気を集めた。
また、子供たちに人気の給食メニューの紹介コーナーや特産品販売コーナーなども設けられ、来場者たちでにぎわった。
このほか、丼の発表会に先立ち奥田シェフが「庄内の地産地消の楽しみ方」の演題で基調講演した。
地元食材を使った創作丼が発表され、来場者に振る舞われた