2006年(平成18年) 3月1日(水)付紙面より
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酒田市が、同市中町三丁目の再開発ビル内に整備を進めている「市交流ひろば」が3月4日、オープンする。子育て支援を中心に、男女共同参画、市民相談など多面的な公的サービス機能を集積するもので、市民の交流や中心市街地の活性化などに期待が高まっている。
整備しているのは、酒田中町三丁目地区市街地再開発組合がコミュニティー道路北側の第1ブロックに建設している複合ビルの1、2階。複合ビルは2004年11月にコミュニティー道路南側でオープンした第3ブロックの複合ビルと合わせ、「中町サンタウン」として3月4日にグランドオープンする。
交流ひろばの1階には滑り台やトランポリンなどの大型遊具を備えた遊戯室(約260平方メートル)、相談室(大小3室)、事務室、市の福祉乗り合いバス「るんるんバス」専用の待合室、2階には幼児向けの遊戯室(約70平方メートル)、工作などができる多目的スペース、オール電化の調理室、研修室などを整備した。
ここに入る機能としては、市総合文化センターに入っている「児童センター」「ファミリーサポートセンター」、船場町の「国際交流サロン」「男女共同参画センター・ウィズ」、市役所内で実施している「消費生活センター」「市民相談室」の6種。児童センターは「親子ふれあいサロン」として再スタートを切る。
スタッフとしては市職員のほか、児童厚生員3人、ファミリーサポートセンターアドバイザー2人(以上、いずれも保育士の有資格者)、国際交流推進員2人、男女共同参画推進員1人、市民生活相談員1人(2人が交代で勤務)、消費生活相談員2人を配置し、遊びの指導、子育てなど各種相談などを行う。
利用は、研修室と調理室が有料で、それ以外は無料。交流ひろばの利用者は複合ビルの駐車場料金が無料になる。
4日は午前10時から中町サンタウンのグランドオープンイベントとして、琢成小マーチングバンドやS・H・I・Pなどのステージ、世界の料理の販売などが行われる。
大型遊具滑り台などを備えた交流ひろば1階の遊戯室