2006年(平成18年) 4月11日(火)付紙面より
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「建具の日」の10日、庄内地方の建具職人たちが中学校や保育園などの施設を訪れ、無料でドアなどを修理するボランティア活動を行った。
1984年に建具業者の全国大会が本県で開催された際、「良い戸」の語呂合わせで「4月10日」を建具の日にしようという提唱がされた。以来翌年からこの日に合わせ、全国で啓発事業が実施されている。
〔鶴岡は5施設訪問〕
鶴岡建具組合(伴孝吉組合長)では鶴岡市立羽黒中学校や同市立南部保育園など5施設を訪問した。このうち羽黒中では組合のメンバー5人が、教室の扉を取り外し、カンナや紙やすりでささくれを削ったり、引き戸のレールを交換するなどの立付け調整を行った。職人たちは「車と同じように扉も開閉する回数が多いほど扉の閉まりが悪くなる」と話していた。
〔酒田では7保育園〕
一方、酒田市でもこの日、酒田建具協同組合(岡部忠樹理事長)が市立若竹、北新橋、若宮、浜田、若浜、松陵、本楯の7保育園で戸やドアの修理ボランティアを行った。
建具の修復ボランティアをする鶴岡建具組合のメンバー
2006年(平成18年) 4月11日(火)付紙面より
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鶴岡市の市子育て支援推進委員会は、新市発足に伴い、子育てに役立つ身近な情報や相談窓口といった紹介を一冊にまとめた子育て支援ガイドブック「おおきくなあれ」の改訂版と、子育て中のお父さんや働くお母さんに向けた「つるおか子育て応援メッセージ」のリーフレットを作製し、市役所本所、支所の関係窓口、幼・保育園などで配布している。
市と同推進委員会では、旧鶴岡市時代の2004年度に「子育てのさまざまな情報が一つにまとめられたものがほしい」という声を受け、乳幼児や初めて子供をもつ人、転入者などが安心して子育てするための手助けとしてガイドブック「おおきくなあれ」を作製した。改訂版は昨年10月1日の新市発足に伴い、旧町村部の情報を加えたもの。
A4判26ページ。出産、子育て、幼稚園と保育園、相談、遊び場、まめ知識の計6編で構成。児童手当など各種制度、一時保育や夜間保育、出張託児、子育てサークルといった各種保育サービス・サポート事業、庄内児童相談所や家庭児童相談室、産科、小児科の医療機関や幼・保育園などの情報を掲載した。
一方、「子育て応援メッセージ」のリーフレットは昨年6月に同推進委員会が市民から募集した子育てに関する言葉などをまとめたもの。B5判変形サイズで「お父さんのための参考書」と「働くお母さんのための参考書」の2種類。
「お父さん―」は、子育て中の妻(お母さん)が、『いつもありがとう』『今日は自分が子どもの面倒をみるから先に寝ていいよ』『話を聞いてくれる。一緒に考えてくれるのが何より』『疲れたとき肩もみしてくれる』など、夫(お父さん)からもらった計40編の癒やされた言葉や行動を紹介した。また、「働くお母さん―」では仕事との両立を乗り切った方法など合わせて34編を掲載した。夫や家族の理解、支援、ちょっとした気遣いがお母さんを元気する“薬”になるということを伝授している。
ガイドブックと応援メッセージは本所・支所関係各課の窓口で配布しているほか、小児科、産婦人科の開業医、幼・保育園、希望する企業に設置する予定。
鶴岡市が作製した子育てを応援するガイドブックとメッセージ集