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2006年(平成18年) 4月12日(水)付紙面より

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いなほ脱線事故 余目駅で実況見分再開

 死者5人、重軽傷者32人を出したJR羽越本線特急「いなほ14号」脱線・転覆事故で、県警捜査本部と警察庁科学警察研究所、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は11日、JR余目駅構内で合同による実況見分を再開。13日まで3日間、これまでに集めた資料や写真を調査・分析するほか、現場一帯のレールと枕木を再現し脱線・転覆過程の究明を目指す。

 捜査本部では同事故に関し、事故現場約350メートル区間のレール、約600本の枕木を押収しており、同駅構内で保管。このうち脱線に関係しているとみられる約75メートル区間のレールと枕木を今回、同駅構内に再現した。残された傷などを基に、風と脱線・転覆の関係などを分析する予定。

 11日午前は捜査員やJR関係者ら10人ほどが出て、レールと枕木を再現した上で下準備を進めていた。12日は午前9時ごろから関係者約20人が再現現場で実況見分を行うことにしている。

JR余目駅構内に復元された事故現場付近のレールと枕木=11日午前
JR余目駅構内に復元された事故現場付近のレールと枕木=11日午前


2006年(平成18年) 4月12日(水)付紙面より

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中心商店街に「日よけ幕」 設置店舗へ助成の新制度

 酒田市は、中心商店街の景観づくりを支援しようと、「日よけ幕」を設置する店舗に助成する新制度を創設する。伝統を踏まえたおもむきある商店街の街並みで、イメージアップを図る。

 日よけ幕は、強い日差しから商品を守り、店名などを染め抜いて看板の役割を果たすものとして、古くから商店の軒先に下げられてきた。商人のまち・酒田でも、中町などではかつてズラリと下げられ、おもむきある街並みを形成していた。

 市では本年度の新規事業「中心商店街景観形成支援事業」として、中心市街地区の商店街を対象に、日よけ幕を設置する店舗に、経費を補助する新制度を創出する。

 計画によると、補助は1店舗につき日よけ幕1枚で、5万円を限度に制作・設置経費の2分の1を補助する。本年度当初予算には事業費250万円(50店分)が盛り込まれている。

 市商工港湾課によると、現在、各商店街を通じて制度利用の意向を調べており、早ければ今月中にも申請受け付けを開始する予定。

 同市本町一丁目で「酒田船箪笥」の日よけ幕を掲げているうるし工芸店7代目の伊藤久内さん(78)は日よけ幕について、「昔は縦2尺ぐらい(約60センチ)で横長のものが主流だった。うちでは今のものを40年ほど前から使っている。看板の意味もあって、出さないと落ち着かず、風の強い日以外は毎日、出している。(増えれば)風情ある街並みになるのでは」と話している。
          

酒田市が設置を支援する日よけ幕=同市本町一丁目の伊藤久内うるし店
酒田市が設置を支援する日よけ幕=同市本町一丁目の伊藤久内うるし店



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