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2006年(平成18年) 4月29日(土)付紙面より

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山岳観光道路「鳥海ブルーライン」開通

 鳥海山山ろくを走る山岳観光道路「鳥海ブルーライン」が28日、半年ぶりに開通した。待ちかねた行楽客らが「雪の回廊」をドライブし春山の風景を楽しんだ。

 鳥海ブルーラインは鳥海山中腹を通り、遊佐町と秋田県にかほ市を結ぶ全長34・9キロ。1973年に全線開通した。

 同町商工観光課によると、今冬は例年並みの積雪だったという。3合目(標高548メートル)の駒止付近から沿道に雪が残り、5合目(同1000メートル)の大平山荘周辺は2、3メートルの残雪。県境付近は高さ約4メートルの「回廊」となっている。

 この日は小野曽地区の旧料金所前で開通式が行われた。はじめに神事でシーズン中の安全を祈願した後、小野寺喜一郎町長が「鳥海山の雄大さに多くの人から触れてもらえたら」とあいさつ。「午前4時に着いた」という一番乗りの酒田市本楯、佐藤進さん(56)に記念品が贈られ、パトカーを先頭に今シーズンの走り初めをした。訪れた人たちは春山のすがすがしい空気と雄大なパノラマを楽しんでいた。
 

鳥海ブルーラインが開通し待ちかねた行楽客がドライブ=大平山荘付近
鳥海ブルーラインが開通し待ちかねた行楽客がドライブ=大平山荘付近


2006年(平成18年) 4月29日(土)付紙面より

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6月に開設15周年式典 東方水上シルクロード 貿易促進協と黒竜江省が共催

 酒田港と中国黒龍江省ハルビンを結ぶ国際航路「東方水上シルクロード」の利用を推進している東方水上シルクロード貿易促進協議会(新田嘉一会長)の総会が27日、酒田市のガーデンパレスみずほで開かれ、6月にハルビンで同航路開設15周年記念式典を開くなど本年度事業計画を決めた。

 この協議会は1992年、同航路を活用して酒田港と地域の活性化を図り、北東アジア圏との交流を拡大しようと設立された。会員は庄内地方を中心にした県内企業78社。総会には約80人が出席した。

 新田会長はあいさつで、「開設15周年を迎えることができたのも関係者のおかげ。今後も関係機関と連携し、県内企業が成約できるように努力する」と新たな決意を述べた。

 本年度事業のうち、県の受託事業では、6月にハルビンで開かれる第17回ハルビン国際経済貿易商談会に、県内企業のブースを出展する。ハルビン代表所を通じビジネスの需要調査、県内企業の事業支援などを継続する。

 また、6月のハルビンでの商談会に合わせ、同14―16日に同協議会の第43次訪中団を派遣し、同15日にハルビンで黒龍江省側と共催による航路開設15周年記念式典を開く。

 ハルビン代表所の運営については本年度、県が財政的な厳しさを理由に負担金全額(昨年度450万円)をカットした。協議会事務局では「厳しいが、これを機に自立的な体制を強化していく」としている。

 総会終了後、日本港湾協会の栢原英郎理事長が「東方水上シルクロードと明日の酒田港」と題して講演。黒龍江省の1人当たりの外資受け入れ額が中国の平均の5分の1程度といったデータを示し、東北3省(遼寧、吉林、黒龍江)が市場経済化や設備更新、外資導入などの面で遅れている課題を指摘した。

 そして、物体間に働く引力が距離の二乗に反比例するというニュートンの重力の法則を応用し、「お互いの地域の経済活動量(質量)を増やすか、人や物の流れの障害になるもの(距離、時間、料金など)を減らして観光などで魅力を増やせば、交流は活発になる」といったユニークな持論を展開した。
          

航路開設15周年記念式典の開催など本年度事業を決めた総会
航路開設15周年記念式典の開催など本年度事業を決めた総会



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