2006年(平成18年) 5月10日(水)付紙面より
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酒田市の港南小学校(鳥海祥子校長、児童220人)の全校生徒が9日、学校近くの最上川河川敷で清掃活動を行った。
良好な河川環境をつくろうと、国土交通省酒田河川国道事務所や酒田市と協力し、1981年から毎年この時期に行っている同校の伝統行事。
この日は全校児童と一般ボランティア、同事務所、同市の職員ら計約300人が参加し、最上川に架かる出羽大橋下流の河川公園一帯で行われた。鳥海校長のあいさつに続き、同事務所酒田出張所の天野厚毅所長が「最上川をごみのない川にしよう」と児童たちに呼び掛けた。
その後、子供たちは登校班単位で約60班に分かれて活動開始。川岸近くには空き瓶や空き缶、プラスチック容器、ガラス片、流木などがあり、午前中から強い日が差す中、児童たちは「こっちにいっぱいあるよ」などと友達と話しながら熱心に拾い集めていた。
港南小児童が河川公園のごみを一生懸命に拾い集めた
2006年(平成18年) 5月10日(水)付紙面より
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鶴岡市は、就学前の乳幼児をもつ転入家庭を対象に、子育て支援情報などを提供する「転入者のための子育て案内講座」を開催する。子育てに関する情報のほかに市の観光紹介、親子遊びなども取り入れ、参加したお母さん同士の交流、仲間づくりのきっかけにしてもらう。本年度初めて実施するもので皮切りは今月24日。来年2月まで毎回同じ内容で計5回の開催を予定している。
市では、転勤などで転入してきた際、子育てをはじめとするさまざまな情報を窓口や市広報紙などを通じて提供している。しかし、就学・就園前の乳幼児をもつ家庭の場合、周囲とのつながりが薄いこともあり、情報が伝わりにくかったり、孤立しがちになる傾向があるという。
こうしたお母さんたちへのサポートの意味も含め、市社会児童課では昨年度、初めての試みとして乳幼児をもつ転入家庭を対象に、子育て関連情報の提供などを盛り込んだ半日と1日の講座を各1回開催した。参加したお母さんたちは、講座をきっかけに連絡を取り合い、相談する仲間づくりができたという。
こうした成果を受けて、同課では本年度、新たに案内講座を実施することにした。内容は一時保育や夜間保育、子育てサークルといった各種保育サービス・サポート事業、医療機関や幼・保育園、遊び場などの子育て情報の提供。ほかに観光ビデオによる市の概要紹介、道具を使わない親子での遊びも紹介する。
会場は市役所本所に隣接する東庁舎。麦茶とお湯、おもちゃなどを準備し、カーペット敷きの広い室内でお茶を飲み、子供を遊ばせながら、くつろいだ雰囲気で参加してもらう。また、希望者には託児サービスも行う。
開催日は今月24日、7月28日、9月22日、11月24日、2月23日。いずれも内容は同じで、1回単位で参加者を募る。時間は午前9時―同11時半。参加費は100円(茶菓子代)。市社会児童課は「情報提供が主眼だが、お母さんたちの仲間づくりや市に対して相談しやすい雰囲気をつくり出すきっかけになれば」と話している。
申し込みは、開催日の前日(託児希望の場合は早め)まで、市社会児童課=電0235(25)2111内線166=へ。