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荘内日報ニュース


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2006年(平成18年) 5月21日(日)付紙面より

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感動の米全国へ こめづくり推進本部設立 ファンクラブも発足

 本年度から始まる新たな米づくり運動「感動のおいしさ庄内米・こめづくり運動」の推進本部の設立総会が19日、酒田市の全農庄内本部ビルで開かれた。庄内米を全国に誇れるブランド米にすることなどを目標に本年度から3カ年にわたって同運動を推進していくことを決めた。

 同運動は、昨年度まで3カ年にわたった「やまがたこだわり安心米推進運動」が終了したことを受け、本年度から2009年度までの3カ年にわたって全農庄内本部と庄内5農協が主体となり展開する。命名者は「庄内米は感動米」と話す黒土監督。

 同運動では、▽自然にやさしい、環境に負荷をかけない米づくりの推進▽消費者に信頼され、感動を与えられる米づくりの推進▽地域営農支援などによる米づくりの推進―の3点を基本方針に掲げ、具体的な推進事項として▽環境と調和した自然共生型稲作の推進▽「特A庄内米」のブランド化推進▽集落営農・営農集団の育成支援▽農業GIS(地理情報システム)の検討と推進―など9項目を上げている。

 設立総会には関係者ら約50人が出席。同推進本部長を務める池田正昭全農庄内本部運営委員会長が「来年度からの農業政策の大転換、産地間競争の激化、WTO問題など問題が山積し、庄内米を取り巻く環境は厳しいが、関係者一丸となって庄内米のブランド化に向け頑張っていこう」とあいさつ。協議では同運動の基本要領や取り組み方針について承認した。

 設立総会終了後、庄内米ファンクラブの発足式が行われた。初代会長に就任した黒土三男監督が「就任はうれしい仕事。庄内米を知らないのはもったいないと思う。日本全国、国際的に広めていくのが役割でこの1年間、全力で務めさせてもらう」とあいさつした。

 具体的な活動として黒土監督は「全国のホールなどの片隅を借り、子供たちに釜で炊いた庄内米を振る舞うことを考えている。いかにおいしいか、まずは子供たちに教えたい」と語った。ファンクラブ事務局の全農庄内本部米穀部によると、会員はインターネットで今年8月から募集を開始する。

庄内米ファンクラブの初代会長となった黒土監督
庄内米ファンクラブの初代会長となった黒土監督


2006年(平成18年) 5月21日(日)付紙面より

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酒田まつり 大獅子、山車練り歩く 港都は祭り一色

 庄内三大祭りのトップを飾る「酒田まつり」の本祭りが20日、酒田市の市街地中心部で繰り広げられた。午後からは港都・酒田のシンボルとなっている大獅子ファミリーや酒田青年会議所による山鉾(やまぼこ)を中心とした40団体約2000人の山車行列が、酒田ばやしの軽快なリズムに合わせ商店街を勇壮に練り歩き、酒田は祭りムード一色に染まった。

 400年近い歴史がある酒田まつりは、上(浜田一丁目)、下(日吉町一丁目)の両日枝神社の例祭に由来。1976年に発生した酒田大火からの復興を祝い、79年からは、それまでの「山王祭り」から改称、全市を挙げての祭典となった。

 午前10時ごろ、上、下の両日枝神社からそれぞれ渡御(とぎょ)行列が出発。梵天(ぼんてん)を背負った神馬、かみしも姿の氏子、化粧を施し着飾った子供たちの稚児行列、獅子舞などが祭りばやしの鳴り響く市街地を回った。

 正午からは酒田市役所前で、獅子舞が奉納上演された後、江戸時代から続く伝統の式台(しきだい)の儀」が行われ、神宿(とや)の役員たちが、町奉行に見立てた阿部寿一市長とあいさつを交わした。

 その後、午後1時に山車行列がスタート。大獅子4体と(こ)獅子4体の計8体からなる「大獅子ファミリー」をはじめ、酒田青年会議所が製作した、北前船をモチーフにし「日吉丸」と命名された山鉾を含む5基、八幡、平田、松山の3地区の山車、市内の企業や団体、学校などの創作みこしなどが中心部を練り歩いた。

 この日は、朝方までの雨も上がり心地良い風の吹く絶好の祭り日和。沿道には大勢の見物客が詰め掛け、山車行列に盛んに拍手や声援を送っていた。

 19日夜に市役所駐車場を会場に予定されていた前夜祭は雨天中止となった。また、旧鐙屋では献花展、市役所前では盆栽展がいずれも21日まで開かれる。
          
          

山車行列出発を前に酒田のシンボル・大獅子の前で記念撮影
山車行列出発を前に酒田のシンボル・大獅子の前で記念撮影



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