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荘内日報ニュース


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2006年(平成18年) 5月26日(金)付紙面より

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子育て支援室開設 庄内町余目 中心地の空き店舗活用

 庄内町の余目ショッピングモール・アピア内に24日、同町子育て支援室が設置された。アピア内の空き店舗を活用したもので今回、これまで同町の余目保育園内にあった余目子育て支援センター(加藤恭子所長)を同支援室内に併設。誰でも自由に利用でき、町では親子の憩いの場、親同士の交流の場、子育てサークルの拠点、子育て相談の場としての活用を想定している。

 子育て中の保護者から「屋根があり、自由な時間に利用できる支援施設がほしい」という要望があったことから、町保健福祉課が、育児ノイローゼによる児童虐待の防止、雨天・降雪時の親子の受け入れなどを目的に同支援室の設置を企画した。

 一方、今年1月、アピアは空き店舗有効活用に関する要望書を町に提出。これを受け「空き店舗活用子育て支援室試行事業」として今回、南側の一角を借り受け同支援室にすることにした。

 同支援室はアピアのテナントの一つという位置付けで、約140平方メートルの広さ。タイルカーペットを敷いた遊戯室(約85平方メートル)、ベビーチェアなどを備えた乳児室(約8平方メートル)、プライバシー保護のためのパーティションで囲んだ事務室兼相談室(約18平方メートル)、子育てサロン・図書コーナー(約20平方メートル)などがある。遊戯室には滑り台が付いたジャングルジム、積み木、乗り物などの遊具が置いてある。実施運営は同支援センターで、職員2人を配置した。

 同支援室前で行われたオープンセレモニーでは、原田眞樹町長が「子育ての中核施設となるよう協力をお願いしたい」とあいさつ、同モールの後藤元理事長らとともにテープカットし開所を祝った。

 町保健福祉課では「現在は町直営という形だが、将来的には受託できるNPO法人などを募集し民間委託などを検討していきたい」と話している。

 同支援室の利用は午前9時から正午までと、午後1時から同3時半まで。子育て相談の受け付けは午前8時半から午後5時まで。休日は土、日曜、祝日など。毎月第2火曜のアピア定休日も休みとなるが、相談のみ受け付ける。問い合わせは同支援室=電0234(42)2268=へ。

アピア内の子育て支援室が開所。さっそく子供の歓声が響いた
アピア内の子育て支援室が開所。さっそく子供の歓声が響いた


2006年(平成18年) 5月26日(金)付紙面より

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化けもの繰り出す 天神祭 見物客に酒振る舞う

 みちのくの奇祭として知られる鶴岡市の「天神祭」が25日、本祭りを迎えた。大勢の市民や観光客が長じゅばん姿に編み笠と手ぬぐいで顔を隠した「化けもの」にふんし、踊りフェスティバルなどパレードの見物客でにぎわう市街地に繰り出した。

 庄内三大祭りの一つ天神祭は、学問の神様・菅原道真公をまつる鶴岡天満宮の例祭。道真公が京から九州の大宰府に配流されるとき、道真公を慕う人々が姿を変え、顔を隠してひそかに酒を酌み交わし別れを惜しんだ、という故事に由来するもの。

 すそをたくし上げた長じゅばん姿に角帯を締め、編み笠と手ぬぐいで顔を隠した市民たちが、道行く人に無言で酒を振る舞う独特の習わしから「化けもの祭り」とも呼ばれてきた。化けもの姿で3年間、誰からも知られずにお参りできると、願いがかなうとの言い伝えもある。

 本祭りの25日は午前中から鶴岡天満宮を化けもの姿でお参りする市民でにぎわった。境内では伝統の天狗舞と獅子舞の奉納上演があり、大人や子供の化けものが参拝に三々五々訪れ、さっそく祭り客に酒や清涼飲料水を振る舞う姿が見られた。

 午後からは、祭りを彩る天神祭パレードが行われた。昨年と同様に市街地をくねる2コースで行われ、市民公募で選ばれた五十嵐正谷さん(56)=民田=がふんした道真公一行と、手踊りや子供みこしの「天神はんくねり」が中央児童館前をスタート。一方、小学校単位の踊りフェスティバルと仮装パレードを中心とした「にぎわい天神パレード」が鶴岡駅前をスタートし、銀座通り付近で合流した後、鶴岡公園までを華やかに練り歩いた。大勢の見物客が沿道に繰り出し、道行く化けものに酒をついでもらいながら、祭りを満喫していた。

化けものにふんし鶴岡天満宮をお参り。手をつなぎ楽しそうな「親子化けもの」の姿も
化けものにふんし鶴岡天満宮をお参り。手をつなぎ楽しそうな「親子化けもの」の姿も



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