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2006年(平成18年) 5月3日(水)付紙面より

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“緑の羽根”に協力を 鶴岡三中生が街頭募金活動

 鶴岡第三中学校(鈴木晃校長、生徒757人)の2年生による緑の羽根募金活動が2日、鶴岡市内で行われ、街頭で買い物客らに協力を呼び掛けた。

 緑の羽根募金は、農水省の外郭団体・国土緑化推進機構が1950年から実施しているもの。同校は、社会の一員としての自覚を持ち、人や地域に尽くすことができる生徒の育成を目的に、2年生が85年から取り組んできた。

 この日は、スーパーや商店街、大型店前の交差点など42カ所に2年生256人が分散。5、6人のグループで約2時間、募金活動を行った。

 このうち、鶴岡市のショッピングセンターこぴあでは、生徒が募金箱を持ち「緑の羽根募金お願いします」と声を張り上げて協力を呼び掛けると、買い物客らも快く応じていた。
 

鶴三中の2年生たちが緑の羽根募金活動を展開=鶴岡・こぴあ
鶴三中の2年生たちが緑の羽根募金活動を展開=鶴岡・こぴあ


2006年(平成18年) 5月3日(水)付紙面より

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「百万石まつり」中止 住民の関心薄れる 「ミス庄内」は継続で検討

 鶴岡市で毎年10月3日に行われている「庄内百万石まつり」が今年から中止され、60年近い歴史に幕を降ろすことになった。主催の中心となってきた鶴岡商店会連合会(山田奎太会長、加盟14団体)が「住民の関心が薄れ、寄付が集まらない」などの理由で、先の総会で中止を決定したもの。ただ、まつりの一環で選考してきた「ミス庄内」については、県外での観光PRなどで活躍を求める声があるため、別の形で継続させたい方針。事務局の鶴岡商工会議所では、「代わりの行事の在り方を含め、詳細はこれから検討する」としている。

 庄内百万石まつりは1948年、実りの秋に感謝する「荘内豊年まつり」として始まった。ミスコンテスト「ミス豊年」(後のミス庄内)で選ばれたミスをはじめ、市内の企業や団体が市内の目抜き通りで趣向を凝らしたパレードを繰り広げるとともに、各商店会では大売り出しを行い、にぎわった。昭和天皇が病に倒れて自粛した1988(昭和63)年などを除いてほとんど毎年開き、昨年のミス庄内は50代目。

 しかし、近年はイベントや娯楽の多様化などもあって市民の関心が薄れ、寄付金を含む事業予算(昨年度500万円)の確保も厳しくなっていた。パレードの内容もミス庄内のお披露目、高校生らの米俵みこし競走のほかは年々、出場者の減少に伴って見どころが減り、沿道の見物客も減って活気を失いつつあった。

 事務局の鶴岡商工会議所によると、これまでも度々、中止が話題に上っていたが、「伝統の火を消すな」と継続してきた。しかし、▽寄付が集まらない▽パレードで市民の反応がない―を大きな理由として、先月18日に鶴岡産業会館で開かれた鶴岡商店会連合会の総会で、「庄内百万石まつりの役割は終わった」として、中止を決定した。事務局では今後、関係方面に中止の決定を伝えた上、ミス庄内の継続の在り方、同まつりに代わる行事の必要性、その在り方などを検討していく方針。

 事務局では「もともとは商店街の大売り出しに人を呼ぶための企画として始まったが、大売り出しはかなり以前からしなくなり、まつりが求心力を失っていた。近年はむしろ、よく続けてきたという印象。中には楽しみにしている人もいたかもしれないが、事情をくみ取って理解を」と話している。

58年目にして幕となる庄内百万石まつり=昨年
58年目にして幕となる庄内百万石まつり=昨年



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