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荘内日報ニュース


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2006年(平成18年) 5月30日(火)付紙面より

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酒田んめちゃ市場消費者交流会 家族連れが枝豆定植 会話も弾む手作り食事

 酒田市の産直グループ「んめちゃ市場」(祢津寛紀代表)の消費者交流会が28日、同市上野曽根地区で行われた。参加した家族連れが枝豆の定植体験とメンバーとの食事会で交流した。

 酒田市内のスーパーで定期的に産直市場を開いている同グループが、農業体験を通じて消費者との交流を図り、農業の楽しさや魅力を知ってもらおうと企画。家族連れなど20人が参加した。

 農業体験では、枝豆ととうもろこしの定植に挑戦。参加者たちはメンバーの指導を受けながら広さ4アールの畑に苗を植えた。

 その後は、生産者たちが育てた野菜や米、山菜で作った昼食を囲んでの交流会が行われた。おにぎりや野菜サラダ、孟宗汁、ミズのたたき、ウドの漬物など農家の婦人たちによる手料理は大好評で、参加者たちは作り方などを聞きながらぺろりと平らげていた。

 親子3人で参加した酒田市の家族連れは「土に触れる機会がないので、特に子供たちが喜んでいた。自分たちが植えた枝豆を食べるのが楽しみ」と感想を話した。

 今後は、参加者それぞれが枝豆畑の一畳分の広さを管理し、草むしりなどを行う。夏には収穫した野菜を味わうことになる。

酒田市の直売グループと消費者が手づくりの昼食を囲
酒田市の直売グループと消費者が手づくりの昼食を囲


2006年(平成18年) 5月30日(火)付紙面より

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全国藩校サミット 来年は鶴岡市で開催

 江戸時代の藩校精神を今に伝える「第5回全国藩校サミットin高遠」(全国藩校サミットin高遠実行委員会、漢字文化振興会主催)が27、28の両日、長野県伊那市高遠町で開かれ、全国の藩校関係者や市民ら約450人が藩校教育について意見交換したほか、次回開催地を鶴岡市に決めた。

 藩校サミットは、2002(平成14)年に湯島聖堂(東京都)で第1回を開催し、これまで会津若松市(福島県)、多久市(佐賀県)、高梁市(岡山県)で開催され、全国の藩主末裔(まつえい)らを招き、地元藩校関係者と、藩校教育の活用などについて意見を交わしてきた。

 5回目となった「藩校サミットin高遠」は、今年3月の伊那市合併(伊那市、高遠町、長谷村)を記念して、「進徳館精神を今、そして未来に」のテーマで、1860(万延元)年に開校した高遠藩(高遠町)の藩校であった「進徳館」の精神を伊那、長谷にも伝え、今後の学校教育や社会教育、地域づくりに生かすことを目的に開催。

 「進徳館の日」の27日に合わせて開催されたサミットは、第1部で高遠北小学校の宇治正隆校長が「道はるかなり、直(ただ)に歩まむ」の演題で基調講話。

 2部では高遠中学生と高遠高校教諭による学習報告。笹本正治信州大学人文学部副部長が「今に生きる進徳館の心」と題して記念講演し、信州教育発祥の原点とされる「高遠の学」の考える力の養成と道徳を身につけ実践するという人格教育について発表した。

 記念講演では石川忠久二松学舎大学顧問が、高遠出身で明治維新の先覚者である阪本天山の詩人としての一面を探った。藩校関係者ら11人によるパネルディスカッションでは活動内容や研究内容を発表し、現代こそ藩校教育の精神が必要なことを再確認した。

 全体会では、「藩校教育を見直し、漢字文化をはじめとする伝統文化を継承するとともに、現代社会に対応する方策を創造し、今後の文化社会構築に寄与する」としたサミット宣言を採択。

 また、次回開催地を鶴岡市と決定し、鶴岡市を代表して酒井家18代当主の酒井忠久致道博物館長が「鶴岡市は藤沢周平作品で致道館の藩校教育が全国から注目されています。来年は鶴岡でお待ちしています」とあいさつし閉会。28日は進徳館や歴史博物館、高遠城址公園などを視察研修し閉幕した。
          

次回開催地に決まりあいさつする酒井館長と致道館関係者
次回開催地に決まりあいさつする酒井館長と致道館関係者



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