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2006年(平成18年) 5月31日(水)付紙面より

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車いすの操作学ぶ 鳥海中 運動会にお年寄り招待

 酒田市本楯の老人保健施設「うらら」で29日、隣接する鳥海中学校(白旗泉校長)の生徒を対象にしたフレッシュボランティア講習会が開かれた。6月4日に開かれる地区運動会でのお年寄りの介助に向け、生徒たちが車いすの操作方法などを実地で学んだ。

 本楯公民館(柴田俊弥館長)が、生徒たちの社会参加を促進する事業の一つとして1997年から毎年この時期に行っている。今回は同校のボランティアリーダー19人が参加。同施設の佐藤裕邦医療部長が生徒たちを前に▽「させていただいてありがとう」という心を持とう▽安心感をつくろう▽自分の判断で行わない▽守秘義務を忘れない―など呼び掛けた後、さっそく車いす操作の実地練習。生徒たちが乗った車いすを交代で押して段差を越えるコツなどを学んだ。

 生徒たちは「一定の速さで押すのが難しい」など話しながら、運動会当日の介助に役立てようと一生懸命に取り組んでいた。
          

鳥海中の生徒たちが車いすの操作方法を学んだ
鳥海中の生徒たちが車いすの操作方法を学んだ


2006年(平成18年) 5月31日(水)付紙面より

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安全な農作物提供へ 農薬飛散防止を確認 JA鶴岡が推進大会

 残留農薬に関するポジティブリストが施行された29日、鶴岡市の農村センターで、JA鶴岡農畜産物安全安心実践本部主催の農薬飛散防止対策安全推進大会が開かれ、生産者が制度への認識を高めるとともに、産地として生産者一丸となって取り組んでいくことを決意した。

 同制度は、すべての農薬について残留基準を設け、一定量を超えて食品中に残留する場合、その食品を原則販売禁止するもの。制度導入により、これまで残留基準のなかった農薬、農産物(加工品なども含む)についても一律の基準が設けられ、規制の対象となる。食品衛生法の一部が改正され、29日から施行された。

 この日の安全推進大会は、使用基準を守ったとしても農薬飛散による他作物への影響が懸念されることや、水稲防除と枝豆の収穫期が重なることなどから、生産者が一丸となった農薬飛散低減対策への認識を高めようと開催された。生産者約120人が参加した。
 はじめに、同実践本部長の五十嵐由益JA鶴岡代表理事専務が「残留基準を上回ると出荷できないほか風評被害など産地全体が被害をこうむる。対策に万全を期し、危機感をもって取り組もう」とあいさつ。

 続いて、県エコ農業推進課の永峯淳一主査が制度について、同JAの担当者が制度施行に伴う安全対策や園芸作物に対する具体的な対応策をそれぞれ説明。農薬飛散対策として、▽立地条件・散布条件の確認▽隣接作物への飛散防止対策の励行▽農薬適正使用の確認などのチェックシートの活用推進、全出荷者による防除履歴(栽培履歴)記帳といった危機管理の徹底を確認した。

 出席者からは「家庭菜園が近接する所では一般にも周知を徹底すべき」「同じ作物ごとに団地化していく必要がある」などの意見が出された。

 最後に、同JA生産組合長会の斎藤徹会長が「一丸となった対策を取り、おいしい安全な農産物を消費者へ提供することを誓う」と決意表明し、産地全体での安全対策推進を誓った。
 一方、酒田市でも29日、消費者を対象にした山形農政事務所主催の説明会が開かれ、制度に理解を深めた。
 

生産者が残留農薬対策について対応を確認した
生産者が残留農薬対策について対応を確認した



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