2006年(平成18年) 5月8日(月)付紙面より
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TMO(タウンマネジメント機関)構想に基づく庄内町のまちづくり会社・イグゼあまるめ(社長・富樫清余目町商工会長)は、オリジナル純米吟醸酒「あまるめホッとホーム」の販売を開始した。同社が運営するJR余目駅構内アンテナショップ「あまるめホッとホーム」のみでの販売。青いクリスタル調のボトル、ラベルに描かれた図案が目を引き、さっそく人気商品となっている。
アンテナショップは同駅周辺を中心とした市街地活性化が目的。広さは約36平方メートル。昨年11月にオープンし、地酒や各種漬け物、地元産米を使った弁当や総菜など同町の特産品・加工品約100点を取り扱っている。
同社では4月3日から、「やや祭り」「阿部亀治翁」「金沼竜神伝説」をデザインしたオリジナル絵手紙の販売を同ショップで開始した。
観光客、帰省客に人気が高く売れ筋商品となっている地酒と、絵手紙を一緒に楽しんでもらおうと今回、同社はオリジナル純米吟醸酒を企画。同町の鯉川酒造が醸造し今年4月に蔵出しした精米歩合50%の純米吟醸酒を使用し、絵手紙3種の図柄をそのままラベルとして使用、上部に「あまるめホッとホーム」の文字を入れた。
ボトルは青いクリスタル調で、同じく青色のさかずきも付属。4月3日から販売を開始したところ、大型連休と重なり観光客らの人気は上々。同社では「人目を引く、鮮やかなデザインで人気が出ているようだ」と話している。
純米吟醸酒「あまるめホッとホーム」は300ミリリットル入り800円(税込み)。ラベルは絵手紙同様、3種ある。問い合わせはイグゼあまるめ=電0234(42)2556=へ。
イグゼあまるめが販売している純米吟醸酒「あまるめホッとホーム」。ラベルは「阿部亀治翁」
2006年(平成18年) 5月8日(月)付紙面より
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陸上の国際グランプリ大阪大会が6日、長居陸上競技場で行われ、女子走り幅跳びに出場した酒田市出身の池田久美子選手(25)=スズキ=が昨年の世界ランク6位に相当する6メートル86を跳び、花岡麻帆の持つ日本記録を5年ぶりに塗り替え優勝した。ジュニア時代から将来を嘱望されていた天才ジャンパーは名実ともに日本の頂点に立った。
池田選手は、今月3日の静岡国際で来年の世界選手権(大阪)の参加標準記録A(6メートル86)を上回る大会記録で優勝を飾った。走力がアップした今季は好調をキープし、大阪大会では2001年に出した6メートル78の自己記録と日本記録の更新が期待されていた。
この日は1回目の跳躍で6メートル86をマーク。2回目は、リズム良い走りから力強い踏み切りで飛び出した。ふわりと浮いた体は7メートルの手前で着地。従来の日本記録を4センチ上回る6メートル86がコールされると喜びを爆発させた。
池田選手は小学5年で4メートル46、6年で5メートル18を跳んで、年齢別の日本最高をマーク。酒田三中時代は全日本中学選手権で3連覇を達成。3年時には走り幅跳びと100メートルハードル、100メートルジュニアハードルの3種目で中学記録を更新し、「天才少女」と呼ばれた。高校時代は伸び悩んだが、福島大進学後に復活、3年時の2001年の世界選手権では決勝に進出し、11位に食い込む健闘を見せた。今回、日本新を樹立したことで、来年の世界選手権、2年後の北京五輪での上位入賞、表彰台が視野に入ってきた。
池田久美子選手 まだ信じられない。今年になって安定してきたので、やっと世界でもメダルを狙えるところにきた気がしました。