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2006年(平成18年) 6月11日(日)付紙面より

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遊佐の“迎賓館”に しらい自然館オープン

 遊佐町が、同町白井新田地区で改築工事を進めてきた交流体験型宿泊施設「四季の森『しらい自然館』」(旧白井自然の家)の竣工式が10日、現地で行われ、小野寺喜一郎町長らがテープカットし完成を祝った。同日から利用がスタート、今後は青少年の野外活動の拠点としてだけではなく、グリーンツーリズムの観光客らの宿舎などとしても活用される。
 旧白井自然の家は、遊佐小学校との統合により1978年に閉校した白井小学校の校舎・体育館を利用し、翌79年4月に開所。以来、町では青少年の研修施設として活用してきた。

 白井小校舎は63年に竣工したもので、築後40年余りが経過し老朽化。2002年には地元の各区長が連名で改築整備促進に向けた陳情書を町に提出していた。町は昨年6月、改築工事の実施設計業務を委託し同年10月に工事がスタートした。

 このほど完成した新施設は木造2階建てで、延べ床面積1383平方メートル。県産スギをふんだんに利用しているのが特徴。宿泊ができる研修室は計12室(18畳3室、10畳8室、7・5畳特別室1室)で、いずれも冷暖房完備。このほか、大会議室(140平方メートル)、会議室(2室、各63平方メートル)、浴室などがある。主体工事はみなと・斎藤工業特定建設工事共同企業体が担当。総事業費は4億354万円。

 竣工式には地元町民ら約50人が出席。小野寺町長、高橋節庄内総合支庁長、高橋信幸町議会議長ら7人がテープカットし完成を祝った後、小野寺町長が「多くの人が分かち合い、語り合える場所にしたい。『遊佐の迎賓館』になってほしい」と式辞。高橋支庁長が「竣工を機に、身の回りにある森の果たす役割を考えてほしい」と祝辞を述べた。その後、出席者が館内を見学した。

 宿泊料金は1泊素泊まりで一般3000円、小中学生1500円、幼児(寝具を利用する場合のみ)500円。問い合わせはしらい自然館=電0234(72)2069=へ。

小野寺町長ら関係者がテープカットし、しらい自然館の完成を祝った
小野寺町長ら関係者がテープカットし、しらい自然館の完成を祝った


2006年(平成18年) 6月11日(日)付紙面より

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「中央駐車場」廃止へ 老朽化、利用減で鶴岡市が方針

 鶴岡市は、市開発公社が管理運営している同市本町一丁目の「鶴岡市中央駐車場」について、廃止する方針を明らかにした。老朽化に加え、年間利用台数がピーク時の4分の1に減少しており、公共駐車場として所期の役割を終えたと判断したもの。9日に開かれた市議会6月定例会本会議の一般質問で、伊藤博建設部長が示した。

 市中央駐車場は1967年4月、銀座商店街振興組合が開設した。当初は平面駐車場だったが、車社会への対応や商店街の振興などを目的に、78年4月に都市計画駐車場として現在の鉄骨造り3階4層(延べ床面積は2200平方メートル、収容台数は59台)の立体駐車場となった。翌年から管理運営を鶴岡商工会議所が引き継いだ。97年からは市開発公社が管理運営している。

 年間の利用台数は、立体化した78年度の約7万2000台をピークに、以後数年間は6万台強で推移していたが、郊外型大規模小売店の進出による中心商店街の集客力の低下に比例して利用台数は年々減少。98年度には採算ラインとされる3万台を割り込む約2万7000台となり、2005年度は約1万8000台まで落ち込んだ。

 また、老朽化に加え、開設当初に比べて大型化した車両に対応していない構造も利用減少に拍車をかけている。現在、収容能力46台のうち月ぎめ契約による利用が32台と全体の約70%を占めている。

 経営面でも98年度以降は、利用料収入で管理委託料などの必要経費を賄えない状態となっており、市が不足額を一般会計から繰り出して補てん。05年度は約160万円を支出している。

 この日の一般質問で、伊藤建設部長は「経営主体を市以外とすることや時間貸し駐車場に代わる利用方法の検討を銀座商店街などを含め検討してきたが、有効な対策が見出せない状況」と説明。その上で、今後の方向性として「月ぎめ利用台数が全体の70%を占めており、都市計画駐車場としての本来の使命とされる公共性について疑問もある。一般市民対象の駐車場として所期の役割を終えたと判断した。廃止の方向で施設の取り扱い、活用法を検討していきたい」と述べた。市では今後、地元商店街などに市の意向を説明し、理解を得たいとしている。
 
 

鶴岡市が廃止の方針を明らかにした中央駐車場
鶴岡市が廃止の方針を明らかにした中央駐車場



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