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2006年(平成18年) 6月17日(土)付紙面より

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食の改善と運動 ヘルスアップセミナー開講

 本年度の鶴岡市ヘルスアップセミナー「さくらコース」が15日、市朝暘武道館で開講した。9月までの間、食生活の学習や運動を取り入れた健康づくりセミナーと個別指導を展開しながら受講者の肥満や生活習慣病の一次予防を図っていく。

 同セミナーは、厚生労働省のモデル指定を受け、旧市時代の2004年度から3カ年度事業で取り組んでいる。40歳から69歳までの市民を対象として生活習慣病(高血圧、高脂血症、糖尿病)の一次予防を狙いに、セミナー受講者への効果を分析しながらリスク保有者への個別支援プログラムの開発やセミナーの運営手法などを探るもの。

 鶴岡市では、12週にわたって毎週1回のウオーキング、ダンベル体操といった運動メニューと食事、歯の健康に関する講義、グループ学習、個別面接による指導などのプログラムを作成。昨年度は、受講者のうち男性の81・8%、女性の92・4%で体重3キロ、ウエストが3―4センチ減少したほか、総コレステロール値や中性脂肪など各種数値の低下がみられ、運動プラス食生活指導という「鶴岡方式」のプログラムの有効性が評価されている。

 本年度は新市域にも拡充。鶴岡地域のさくらコースに加え、秋には藤島地域での「藤の花コース」を初めて実施する予定で、市民の健康づくりの充実を図る。

 このうち、15日から始まったさくらコースは男性11人、女性41人の計52人が受講した。開講式に続いて、中目内科胃腸科医院(鶴岡市昭和町)の中目千之院長が「疾病予防と生活習慣のいい関係」のテーマで講演、実技としてウオーキングの基本指導を受けた。また、昨年度のセミナー受講者が「先輩からのメッセージ」として効果や体験談を披露し、受講者たちはこれからのセミナーに向けて決意を新たにしていた。

 さくらコースは、保健士などによる個人面接、保健指導を経て9月14日まで14週にわたり毎週1回、ウオーキングやエアロビクス、水中運動などの運動や食生活に関する講義を展開していく。
 
 

ヘルスアップセミナーさくらコースが開講
ヘルスアップセミナーさくらコースが開講


2006年(平成18年) 6月17日(土)付紙面より

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さらなる経済交流誓う 東方水上シルクロード ハルビンで15周年式典

 本県の友好県省である中国黒龍江省ハルビンと酒田港を結ぶ航路「東方水上シルクロード」の開設15周年記念式典が15日、ハルビン市の国際会議センターで開かれ、本県関係者約40人を含む約100人が、日中両国のさらなる経済交流の発展に向け決意を新たにした。

 東方水上シルクロードは酒田港開港500年の1992年5月、環日本海地域の貿易拡大のために開設された。ハルビンから松花江、アムール川、日本海を経て酒田港に至る全長約2800キロの航路。主に飼料用トウモロコシを輸入しているほか、日本側では東方水上シルクロード貿易促進協議会(新田嘉一会長)、中国側では黒龍江省江海連運促進協調委員会をそれぞれ結成し、毎年数回、相互に訪問して経済交流拡大に努めている。

 式典は、ハルビン市で15―19日に開催のハルビン国際経済貿易商談会に合わせ、東方水上シルクロード貿易促進協議会と黒龍江省江海連運促進協調委員会が主催した。日本側からは同協議会の新田会長を団長に、日本港湾協会の栢原英郎会長、県内企業の関係者らによる第43次訪問団約40人、来賓として齋藤弘知事らが出席。中国側からは黒龍江省の劉海生副省長ら約50人が出席した。

 劉副省長は「東方水上シルクロードによって両省県の経済発展、友好、交流は確実に進化してきた。これからもお互いに郷土の発展に努力しよう」とエールを送った。

 齋藤知事は「石の上にも三年というが、15年はその5倍。商談会では、県としても今後も企業の出展をサポートしたい。航路が末永く続くように一緒に力を合わせてやっていきたい」とあいさつ。

 新田会長はあいさつで「航路の実現に尽力いただいた、黒龍江省の要職にあった故杜顕忠先生、前黒龍江省委員会書記の宗法棠先生をはじめ、関係者に感謝。これからも末永くご指導を」を謝意を述べた。

 引き続き講演会では、栢原さんが「北東アジア航路の現状と東方水上シルクロードへの期待」、荘内銀行の町田睿頭取が「黒龍江省との経済交流について」、酒田港女みなと会議座長で荘内日報論説委員の水戸部浩子さんが「人の交流を深めた『東方水上シルクロード』」、国土交通省酒田港湾事務所の浅輪宇充所長が「酒田港の現状と『酒田港長期構想』について」など、日中双方の代表が講話して情報交換を行い、交流を深めた。

東方水上シルクロード開設15周年を祝った式典
東方水上シルクロード開設15周年を祝った式典



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