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2006年(平成18年) 6月24日(土)付紙面より

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「新茶屋」本館落成100周年 来月6日記念行事 歴史伝える純和風建築

 鶴岡市本町三丁目の老舗料亭「新茶屋」(渡部政一社長)の歴史を今に伝える純和風建築の本館が、今年で落成100周年を迎え、来月6日に記念行事「百年祭」が同所で開かれる。

 新茶屋は江戸時代の安永年間(1772―1780年)ごろに魚屋として開業。その後、料亭を営み、一時は旅館業も兼ねて営業した。戦時中の休業を経て1954年から料亭を再開。純和風建築の本館と本館に面した日本庭園の趣きが、創業230年余の歴史を今に伝えている。洋館別館「ときわ」は1972年に建てられた。現在の政一社長は10代目。

 本館は1906(明治39)年に建てられ、今も当時のままのたたずまいを残している。1階には広さ135畳の大広間があり、2階には広間と小部屋がある。春には老舗料亭に伝わる享保雛などが飾られ、庭園の新緑や秋の月見、冬の雪見を楽しみにしているファンも多い。
 明治時代の政治家で「書聖」と言われた副島種臣(そえじま・たねおみ)が1891年に新茶屋を利用し、もてなしに感動して当時の主人に贈った「鹿鳴」の書なども残されている。

 百年祭は、「新茶屋友の会」などでつくる実行委員会(日向常浩委員長)が企画した。約100人の出席を予定し神事や直会などを行い、100年の歴史を刻んできた本館の節目の年を祝うことにしている。

落成100年を迎えた新茶屋の本館
落成100年を迎えた新茶屋の本館


2006年(平成18年) 6月24日(土)付紙面より

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三川町との合併で鶴岡市議会 設置議案を可決

 鶴岡市議会は6月定例会最終日の23日、本会議を開き、三川町との合併協議を進める法定協議会「鶴岡地区合併協議会」の設置案を賛成全員で可決した。三川町議会は今月14日に同議案を可決している。両市町は、同地区合併協議会第1回協議を7月6日に開催する。

 本会議で富塚陽一市長は「地方を取り巻く厳しい財政環境の中で、庄内南部地区が一体になって行財政運営を進めていくことが望ましい」と提案理由を説明した。

 質疑では、三川町の取り扱いについて富塚市長は「編入合併以外にないが、南部合併協議会で合意した内容は厳然としてあり、新設に等しく、何ら差別をすることもない。ただ、実質的に協議をする過程で合併特例法の新法による財政措置もあり事業の実施年度については点検、検討する必要はある」と述べた。

 また、三川町の市議会議員選挙について富塚市長は「編入合併では原則、三川町は廃止となり議員もゼロとなるが、定数特例を適用して三川地区からも議員を選んでもらいたい。合併協議会に鶴岡市としても申し入れしていきたい」との考えを示した。

 討論では反対意見はなく、起立採決の結果、全員賛成で原案通り可決された。

 議会終了後、富塚市長は報道陣の質問に対し「三川町も含め平成14年から16年まで熱心に新しい地域づくりのために合併協議を重ねてきた。その成果を生かしながら公平公正な協議をしていきたい」と語った。



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