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2006年(平成18年) 6月27日(火)付紙面より

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大きくなってネ! 田川小学校 近くの川にアユの稚魚放流

 鶴岡市立田川小学校(村形啓行校長、児童37人)の全校児童が26日、学校近くの八沢川にアユの稚魚を放流した。

 同校では毎年、地元の自然に理解を深める学習の一環としてアユの稚魚の放流に取り組んでいる。昨年は加茂水産高校が飼育した稚魚を同校生徒と交流しながら放した。今回は地元企業が赤川鮭漁業生産組合から購入した約2000匹の稚魚を、地域住民のサポートを得て放流した。

 地元住民が蓮花寺地区の河川敷を草刈りし、児童たちが川岸まで降りることができるように協力。児童たちはトラックの荷台の水槽からバケツに稚魚を10数匹ずつ入れてもらい、川辺まで運んだ。素足やサンダルで浅瀬に入り、「大きくなってね」と願いながら流水にそっと稚魚を放していた。
 
 

田川小の児童たちが八沢川にアユの稚魚を放流
田川小の児童たちが八沢川にアユの稚魚を放流


2006年(平成18年) 6月27日(火)付紙面より

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献花台に1万羽の折り鶴 尼崎の負傷者 「いなほ」事故現場で冥福祈る

 兵庫県尼崎市で昨年4月に発生したJR福知山線脱線事故の負傷者らが、25日まで1泊2日の日程で庄内地方を訪問した。初日午後、8カ月後の同じ25日に庄内町榎木で起きたJR羽越本線特急「いなほ14号」脱線・転覆事故の現場を訪れ、1万羽余りの折り鶴などを供え、犠牲者の冥福を祈った。

 今回庄内を訪れたのは、尼崎事故の負傷者らの支援活動を繰り広げているNPO法人「市民事務局かわにし」(事務局・兵庫県川西市、久隆浩理事長)の副理事長で事務局長の三井ハルコさん(50)ら支援者4人と、同事故の際、6両目に乗車し左足を負傷した小林祐子さん(32)=兵庫県宝塚市中州=の計5人。

 同法人は昨年1月に設立。尼崎事故発生後、負傷者相互の情報交換が必要と考え、心のケアを中心とした負傷者らを対象にした「つどいの場」を定期的に開催。これまで負傷者延べ約100人を含む270人余りもの関係者が参加したという。

 尼崎事故負傷者が「同じ年の同じ15日に発生した列車事故で、人ごととは思えない。何か支援はできないか」と、「つどいの場」で折り鶴を製作し届けることを提案。同法人関係者や負傷者が折ったほか、テレビ、新聞で紹介されたこともあり広く近畿地方一円から集まり、総数は1万羽を超えたという。

 一行は庄内空港に降り立った後、タクシーで榎木の事故現場を訪問。折り鶴とともに、携帯用カイロ、水、供花を手にした小林さんはすべてを供えて静かに手を合わせた後、「寂しい、暗い、寒い。そんな中、亡くなられたかと思うと、つらかっただろうと思った」と現場を見ての感想を話した。三井さんは「折り鶴は多くの人の祈り。たくさんの人の気持ちを伝えたくて、ここに来た」と語った。引き続き5人は庄内町役場を訪問し原田眞樹町長らと懇談した。

折り鶴など手に献花台を訪れた小林さん
折り鶴など手に献花台を訪れた小林さん



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