2006年(平成18年) 6月28日(水)付紙面より
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酒田共同火力発電(高橋弘道社長)の科学教室が27日、酒田市の西荒瀬小学校(村山さち子校長、児童183人)で開かれた。同校児童を前に山形大工学部の東山禎夫教授がエネルギーや電気について解説した。
興味深い講義とデモンストレーション、工作を通し、児童たちから科学知識を身に付けてもらうとともに、「モノ作り」の楽しさを感じてもらおうと、同社は1999年から毎年、酒田飽海地区の小学校に出向き同教室を開催している。
この日は東山教授と工学部学生、同社社員ら計9人が同校を訪問し6年生22人が受講。東山教授は、「風力発電は空気、水力発電は水の運動エネルギー。火力発電は燃焼させる科学エネルギー。電気を使って何か仕事をするのが電気エネルギーで、正と負の電荷ができれば発生する」などエネルギーについて紹介した。
その後、細長い風船2本を用い電気発生の実験。1本はナイロン、もう1本は塩化ビニールで風船表面をふくと正と負の電荷が発生。互いにくっつき合おうとし、児童たちは「だんだん近づいてきた」など歓声を上げながら体験していた。
東山教授(左から2番目)の指導で児童たちがエネルギーについて学んだ
2006年(平成18年) 6月28日(水)付紙面より
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鶴岡市上山添の山添高校(佐藤良裕校長、生徒188人)の3年生たちが27日、近くのくしびき保育園(佐藤千恵園長、園児110人)を訪問し、授業で製作した手作りおもちゃを園児たちにプレゼントするとともに遊び方を教えながら楽しく交流した。
同校では芸術探究群を選択した生徒を対象に毎年この時期、同園の子供たちと遊びを通して交流している。子供の立場になって思いやりの心を持ちながらおもちゃを作り、一緒に楽しい時間を過ごして豊かな心をはぐくむことを目的としている。
この日は生徒30人が授業の中で作ったおもちゃを持参し同園を訪問。テープで的にくっつくダーツやペットボトルを利用したボウリング、磁石を使った魚釣りなど、いずれも「子供がけがをしないように」と工夫をこらしたおもちゃの遊び方を園児たちに説明した。
園児たちはさっそく目当てのおもちゃの元に集まり、高校生たちと遊びを通して交流した。このうち「ワニたたき」は、のれんの陰から現れるワニを段ボール製のハンマーでたたく「モグラたたき」のワニ版。園児たちは高校生たちが出したり引っ込めたりするワニめがけて、思い切りハンマーを振り下ろし歓声を上げていた。
手作り「ワニたたき」で高校生と一緒に遊ぶ園児たち