2006年(平成18年) 6月6日(火)付紙面より
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田川地区高校演劇部の3校合同発表会が4日、鶴岡市文化会館で行われ、部員たちが日ごろの練習の成果を披露した。
田川地区高等学校演劇協議会が、発表を通して部員同士の交流と技術の向上を目的に毎年開いており、今回で5回目。
この日は、庄内農業と鶴岡北、鶴岡中央の3校の各演劇部が3演目を披露。このうち、鶴岡北はフルカワイチロウ氏の作品「桔梗学園生徒会選挙」を上演した。生徒会長を決める立ち会い討論演説会の模様を描いた学園ストーリーで、個性あるそれぞれの役を部員たちがうまく演じた。終演した際は、各校の生徒たちから大きな拍手が送られていた。
各校の演劇部員たちが練習の成果を発表した
2006年(平成18年) 6月6日(火)付紙面より
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庄内三大祭りの最後を飾る「大山犬まつり」が5日、鶴岡市の大山地区で繰り広げられた。祭りの主役・メッケ犬をかたどった「犬みこし」や呼び物の「からぐり山車」などが地区内を威勢良く練り歩き、祭り客を楽しませた。
犬まつりは地区内の椙尾神社の例大祭で約300年の歴史を持つ。その昔、地区民を苦しめた大ムジナの化け物を「丹波の国のメッケ犬」が退治した―との言い伝えをもとに、全国でも珍しい犬を主人公にした祭りで、「酒田まつり」(5月20日)、「天神祭」(同25日)とともに庄内三大祭りに数えられる。
上、大山、下の3つの神宿(頭屋)から総勢1000人余りが行列に参加した。それぞれメッケ犬伝説に由来する人身御供「仮女房」を中心とした行列で、地区内を練り歩きながら椙尾神社を目指した。
法被姿の子供たちが元気良く犬みこしや小型のからぐりを引き、晴れ着姿の女児行列や中学生たちによる奴振りなどが見物客の目を引いていた。また、男衆が中心となって「ソーレ、ソーレ」の掛け声とともに「尾浦」「高館」の2基の山車を力強く引き回し、祭りを盛り上げた。昨年制作された「伝説のメッケ犬山車」が今年も行列に参加し、祭り客の注目を浴びていた。
また、酒どころの大山らしく、沿道のあちこちでは地酒が振る舞われ、見物客も行列の参加者も酒を酌み交わしながら「尾浦の里」の祭りを楽しんでいた。
祭りの呼び物「からぐり山車」。男衆が威勢良く引き回し、見物客を楽しませた