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荘内日報ニュース
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2006年（平成18年） 6月8日（木）付紙面より
ツイート働く喜び肌で学ぶ 新島高生が“巫女体験”も
伊豆諸島の新島（東京）から都立新島高校の1年生が6日から3泊4日の日程で鶴岡市羽黒町を訪れ、就業体験などを行っている。
旧羽黒町と新島村は、羽黒山の中興の祖・天宥（てんゆう）別当（1595―1675年）が新島に配流されたという歴史を縁に1984年に友好町村の盟約を結び、相互交流を続けている。新島高校は生徒の就業体験の場、他地域の文化や風習などを体験する機会として毎年、羽黒町を訪れている。
今年は1年生15人が7、8日の2日間、数人ずつに分かれて羽黒地域の温泉や福祉施設、農場、出羽三山神社などで就業体験。また、いでは文化記念館や羽黒山などを観光したり、宿泊先の休暇村羽黒で絵ろうそくの絵付けなども体験し、友好町の文化に接する。
7日の出羽三山神社の就業体験では、女子生徒2人が巫女（みこ）の衣装を身に着け、本殿の掃除をしたり、受付業務を体験。参拝者に笑顔でお札やお守りを手渡すなど対応していた。新島高の尾高優里佳さん（15）は「巫女の衣装を着るのはなかなかできない体験でうれしい。訪れた人が気持ちよく参拝できるように2日間がんばりたい」と話した。
巫女の衣装を身に着け就業体験をする新島高の女子生徒たち
2006年（平成18年） 6月8日（木）付紙面より
ツイート酒田中通り商店街「がんばる商店街77選」に
経済産業省が全国の商店街の中から先進的な取り組みを紹介した事例集「がんばる商店街77選」に、酒田市の中通り商店街振興組合（佐藤英夫理事長、加盟52店舗）が選ばれ活動が掲載された。東北地方では13事例、県内で5例、庄内地方では唯一の選定。商店街が独自に定めた理念に基づき、「選挙セール」や方言による接客など多彩な事業を展開している様子が紹介されている。
「がんばる商店街77選」は同省が、中心市街地の活性化を推進する一環で作成した。全国の市町村を通じて募集した先進的な取り組みの商店街やまちづくりのうち、77事例を選定し、にぎわいが再生した「にぎわいあふれる商店街」、アイデアあふれる取り組みの「アイデア商店街」、まちづくりの参考となる「まちづくりと一体となった商業活動」の3種に分類して紹介している。
中通り商店街は「アイデア商店街」として取り上げられた。今年3月末に市を通じて打診があり、書類を送っていたもの。県内ではほかに「にぎわいあふれる商店街」で七日町商店街（山形市）、「アイデア商店街」で新庄南北本町商店街（新庄市）、昭和縁結び通り商店街（高畠町）、あら町通り商店街（米沢市）が選ばれている。
中通り商店街は事例集の中で、「基幹とする理念に基づき活性化事業を実施」というタイトルで2ページにわたり、最近の事業内容や効果、課題などが紹介されている。
タイトルに掲げられている「理念」は昨年6月に作ったもので、▽お客さまのために、お客さまとともに活（い）きる▽社会に広く奉仕する心を持つ▽明るく、楽しく、互いに助け喜ぶ▽酒田の伝統ある生活文化を継承していく▽商店街の模範となることを精神とする―の5項目で商店街づくりの共通目標を示している。
この理念に基づいて展開している事業としては、選挙管理委員会が発行する投票済み証の提示で割り引きなどを行う「選挙セール」、地産地消の推進のための「ダイコン市」「飛島まつり」、地域文化の見直しや温かみある商店街づくりにつなげる「方言による接客」、酒田ＴＭＯ（タウンマネージメント機構）が空き店舗に開設した「さかた街なかキャンパス」での積極的なイベント開催などを紹介している。
佐藤理事長は「全国のそうそうたる商店街が紹介されている事例集に載ったのはとても光栄。いつでも何かやっていて、面白そうな商店街だというイメージアップにつながればうれしい」と話している。
事例集は経済産業省中小企業庁のホームページからダウンロードできる。アドレスは、http://www.chusho.meti.go.jp/
酒田の中通り商店街振興組合の取り組みが紹介された「がんばる商店街77選」
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