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2006年(平成18年) 7月11日(火)付紙面より

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国際姉妹都市委員会50周年記念特別ボランティアに選ばれる 山口さんに「地球市民証」

 鶴岡市と姉妹都市のニューブランズウイック市(NB市、米国ニュージャージー州)の交流に長年尽力したとして、鶴岡NB市友好協会副会長の山口考子さん(61)=鶴岡市陽光町=が、国際姉妹都市委員会(本部・米国ワシントン市)の50周年記念特別功労ボランティアに選ばれた。今月13―15日にワシントン市で開かれる記念のミュージカルコンサートや式典に出席する。

 鶴岡、NB両市は、日米修交100周年にあたる1960(昭和35)年、当時の鶴岡ロータリークラブ会長の故小花盛雄さんがNB市を訪問した際、姉妹都市提携の盟約を結んだ。62年にはNB市長から姉妹都市締結証が送られ、相互訪問やメッセージ交換などを通して交流を続けたが、途中でNB市長の交代もあり、70年代後半ごろから次第に姉妹都市の意識は希薄となっていった。「1市につき1姉妹都市」が原則だが、NB市が福井市と姉妹都市を結ぶ動きがあり81年、鶴岡市の関係者が外国訪問の経験があって英語教室を開いていた山口さんに相談。NB市長が来日した際に東京都内で歓迎夕食会を開き、交流継続を訴える場をコーディネートした。

 その後も山口さんは活発に両市の交流を進め、英語指導教員の招へいやNB市長を鶴岡市へ招いての姉妹都市宣言書署名、NB市高校生と鶴岡の合唱団によるジョイントコンサートなど数々のイベントや文化交流などに力を尽くした。

 今回、山口さんの取り組みが評価を受け特別功労ボランティアに選出された。山口さんは13日に現地でオープニングセレモニーに出席、姉妹都市間の交流などに関するシンポジウムに参加する。14日は同委員会の名誉チェアマンを兼務するブッシュ大統領やクリントン前大統領、パウエル前国務長官などのスピーチを聴講する。

 メーンの15日は記念のミュージカルコンサートに出席し、記念式典で「地球市民証」を受賞する。世界各国合わせて約200人だけに授与されるもので「大変名誉なこと」(山口さん)という。

 山口さんは「個人ではなく友好協会が受賞するものと受け止めている。姉妹都市間の交流にいろいろとかかわらせていただいたことに感謝したい」と話していた。山口さんは10日に日本を発ち、20日ごろまで米国に滞在するという。
 

招待状を手に笑顔を見せる山口考子さん
招待状を手に笑顔を見せる山口考子さん


2006年(平成18年) 7月11日(火)付紙面より

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鶴岡二中 校舎・体育館改築スタート 07年11月の完成目指す

 鶴岡市の鶴岡第二中学校の校舎、屋内運動場改築工事の安全祈願祭が10日、同校グラウンドで行われた。新校舎と屋内運動場は同時着工で現在のグラウンドに建設し、完成は2007年11月末を見込む。

 鶴岡二中の現校舎と屋内運動場は1960(昭和35)年の完成で、老朽化が激しくなっていた。旧市で6つある中学校の中では最も古い校舎で、改築は学区内の住民をはじめ長年の懸案だった。

 実施設計によると、校舎は鉄筋コンクリート3階建て、延べ床面積は約7500平方メートル。敷地南側の道路が国道112号北改良により交通量が増加することに配慮し、道路側には特別教室棟を配置し緩衝機能を持たせた。普通教室棟は中庭をはさんで北側に配置、テラスを設けるなどし教室への採光を確保する。普通教室棟と特別教室棟の間はモールでつなぎ、空間的なゆとりをもたせる。

 一方、屋内運動場は鉄筋コンクリート造り2階建て。延べ床面積約2500平方メートルの規模。1階にはアリーナ、2階には武道場とランニングなどに利用できるギャラリーを備える。武道場の下にはピロティを設置する。

 新校舎では「エコスクール」の理念の下、地熱回収型の24時間換気システムを導入して光熱費の大幅な縮減を図るほか、雨水を貯蔵しトイレの洗浄水などに利用する計画もある。

 工期は校舎、屋内運動場の建設は06―07年度の2カ年事業で進め、07年11月末の完成を見込む。その後、現校舎の解体、グラウンド整備を08年夏ごろまでに行う予定。総事業費は約30億円が見込まれている。

 この日の安全祈願祭には市教委や工事関係者約50人が出席。富塚陽一市長らがくわ入れなどを行い、工事の安全を願った。

鶴二中の新校舎・屋内運動場完成予想図
鶴二中の新校舎・屋内運動場完成予想図



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