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2006年(平成18年) 7月6日(木)付紙面より

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小学生とプロが共演 鶴岡・致道博物館「小鼓筒音くらべ」

 能楽教室に参加した小学生とプロの能楽師が共演した演奏会「<小鼓筒(こづつみどう)音くらべ」が4日、鶴岡市の致道博物館で開かれた。小鼓を初めて習った地元の小学生たちが能楽師と一緒に小鼓を奏で、けいこの成果を披露した。

 能楽教室と演奏会は、日本の伝統芸能に親しんでもらう機会にと、同博物館などで実行委員会を組織し初めて企画。大倉流小鼓方十六世宗家・大倉源次郎氏の監修のもと、市内の小学生9人が先月から延べ7日間にわたり、大倉流の能楽師に小鼓の打ち方を習った。
 同博物館御隠殿の座敷で行なわれた演奏会では、教室の子供たちが羽織、袴(はかま)の姿で登場。一緒に演奏する笛方の藤田流十一世家元・藤田六郎兵衛氏や大倉流大鼓方の大倉慶乃助氏とともに観客と対座する形で演奏を披露した。

 子供たちは左手に持った小鼓を右肩の上に乗せて構えると、能楽師たちの「ヨオー、イヤー、イヤー」の掛け声や笛の演奏に合わせて「ポン、ポン」と力強く小鼓を打ち鳴らし、けいこの成果を披露。訪れた市民らは小鼓を真剣に打つ子供たちに大きな拍手を送っていた。

 教室に参加した阿部南さん(朝六小3年)は「緊張したけど、練習どおりにうまく音を出せた」とほっとした表情を見せていた。

 その後は、能楽師たちによる囃子演奏が行われ、プロの音色を堪能するとともに、「小鼓を囲んで」と題した座談会なども開かれた。
 
 

プロの能楽師とともに小鼓の演奏を発表する小学生たち
プロの能楽師とともに小鼓の演奏を発表する小学生たち


2006年(平成18年) 7月6日(木)付紙面より

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災害時の支援協定締結 三川町とジャスコ三川店

 三川町とジャスコ三川店(木村保明店長)は、災害時における支援協力に関する協定を取り決め5日、同町役場で締結式が行われた。台風や洪水、地震などの災害時、町の要請に応じて同店で食料品などの物資供給や、避難所として駐車場を提供する。同町が民間企業と協力協定を結ぶのは今回が初めて。

 ジャスコ各店を経営するイオン(本社・千葉県千葉市)では、近年全国的に大規模な自然災害が発生していることを受け、地域貢献の一環として災害前に自治体への支援協力協定を結ぶ取り組みを進めている。今年5月の連休明けから全国各地で自治体への呼びかけを開始。東北地方では先月、秋田市が地元ジャスコ店と協定を結んだ。

 イオンは県内に5店舗を構えており、山形市などで協定締結を進めている。ジャスコ三川店では5月下旬に三川町へ協定を申し入れたところ同町が即応し、県内では一番乗りでの締結となった。

 協定は、暴風や洪水、大規模な火災、地震などの災害時、または災害が発生する恐れがある場合、町からの支援要請に応じてジャスコ三川店側が必要な物資の供給を行い、災害対応や復旧対策の円滑な実施を目的とする。

 供給する物資は食料のほか衣料、寝具、食器、日用雑貨、医療品など。また、災害時の避難場所として、同店の駐車場を提供することが協定書に盛り込まれている。

 この日はイオン北日本カンパニー秋田・山形事業部の守屋正昭部長と木村店長など3人が同町役場を訪れ、締結式に臨んだ。阿部誠町長と守屋部長が協定書に調印した後、互いに取り交わした。

 阿部町長は「避難場所の提供と物資供給を配慮いただき、大変ありがたい。今回の締結で町民の安心感がより強まると思う」とあいさつした。また、守屋部長は「三川町が防災に強い関心を持ってくれたため、スピーディーに調印式まで進んだ。イオンは災害時でも専用トラックを使って、遠方からの物資運搬と供給が可能。万が一の場合、全力で町民を支えたい」と話した。

三川町とジャスコ三川店が災害時の支援協力に関する協定を結んだ
三川町とジャスコ三川店が災害時の支援協力に関する協定を結んだ



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